「巨人の羽音」を終えて by川口透 | キレイゴト。でもキレイは綺麗!

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貴方の人生を1mm変える、何かを作りたい。

都内で、演劇を中心に活動している表現団体「キレイゴト。」のブログです。

  

こんにちは。川口透です。
新成人の皆様、おめでとうございます。
僕は成人式の時、インフルエンザのため家で寝込んでいました。


改めまして。
まめ芝。その漆 お疲れ様でした!
「巨人の羽音」、観ていただき誠にありがとうございました。
まめ芝。スタッフの皆様、大変お世話になりました。
ブログに綴って消えぬ余韻を宥めて候。
長文ですがお付き合いいただけたら嬉しく思います。



お客様の前で演技をしたのは、記憶している限りでは実に小学3年の学芸会振りでございました。

舞台美術に興味を持ち、三枚目の「DOLL」にて美術を担当させていただき、
制作面も少し経験し、
役者にも興味が湧いて「やってみたい」と話したら、トルルという役をいただけて、あれよあれよと気付けば本番。
終わってみたら、お客様の温かい拍手と感想、ありがたいお言葉、初めましての御挨拶…
思い返せば、なかなかの目まぐるしさ。。。

初日のカーテンコールが一番緊張した…。

なんだか、全てが初めてのことだったので、全てが新しくて新鮮な気持ちでした。
トルルが、たくさんの方に届いて嬉しかったです。



僕は今まで、金属彫刻を制作しておりました。たまに展示したり。
素材は鉄がメイン。溶接、溶断。
(これからも続けていく所存です)

自分の内面や精神的なものを目に見えるカタチとして残る様な作品を制作しておりました。


「巨人の羽音」という、まぎれもない「生」の作品の中で、
自分がトルルという役から表現できることを考えてみたり。
それは
目に見えてカタチに残る作品制作では成し得ない事だと感じて候。
「展示」ではなく「生で魅せる」ということ。

役として舞台に立ち、自分がその作品になるということは、
カタチには残らないわけで。
役を演じることで、それをどう作品として見せるか、
表現するか。
会場、舞台、空間を作品にするとは…
なんてことを考えてみたり。

「初めてなんだからそこまで考えなくていいよ」と
言われ、はっとしたりもしました。

ひとつの作品をその時にしか見られないということは
贅沢だなぁとも思いました。
素晴らしいものなら尚更。

もっともっと、いろんな作品を表現したいです。
自分の制作活動に還元したいし、
何よりもっともっと生の作品をつくりたい!

役者、とても遣り甲斐を感じました。
また、是非やりたい!
もちろん美術も!



長くなりましたが、これにて御挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました!
これからも、どうぞよろしくお願いします。

川口透