週末は淡路人形座に行ってきました。
赤松!また淡路?また人形座?
最近好きです。
今回の人形浄瑠璃鑑賞は、日ごろ見ることのできない舞台裏を案内していただくバックツアー付きでした。
舞台から見た客席。
なんと間近で台本を見せていただきました。
太夫の方が読む台本です。かれこれ130年くらい大切に使われているそうです。
浄瑠璃文字だそうです。
実物をぱっと見たときには、
「読めへん」
と思ったのですが…
家に帰り、画像をよく見たら、
変体仮名に草書…
慣れたら読めそうです!
ところで。
仮名書道で使われる変体仮名。
真ん中の行の一番上は、「つ」。
変体仮名は、なんだか得体のしれない高度なものだと思われがちですが、そうではないのです。
もちろん知らなかったら読めないですが、一度知って、それを何度も確認しながら読んでいくと、自然と少しずつ読めるようになってきます。
(ただし、一度に全部分かってスラスラ読めるようになるとか、全く負荷をかけずに分かるようになる、ということではないです)
大学生のころ、ハングル文字を知りました。
時間がかかるかなぁと思ったのですが、1か月くらいで分かりました。
当時、びっくりしたのです。
あんなに得体のしれない難しそうに見えたものが、実は知っただけで、非常に論理的でシンプルな文字だということに。
知っているか知らないか、だけのことなのだなぁと思った記憶があります。
調子にのって、ロシア文字、アラビア文字の本も買った記憶がありますが、それは残念ながら習得しておりません(笑)
ロシア文字はさぞかし難しかったのではないかと思い、さきほどネットで、ロシア文字(キリル文字というのでしょうかね)を調べましたら、
「ロシア文字は難しくない!」
と書かれたサイトがありました(笑)
ロシア語は難しいと言われますが…
文字というのは、そうではないのでしょうか。
アラビア文字もネットで調べましたら、「3日でできる」というサイトを見つけました(笑)
難しくないとはいえ、負荷が全くかからないわけではないというのは容易に想像できますが、例えば、アラビア語を話せるようになる、などということに比べると、各段に簡単なことなのだと思います。
文字は、知っているか、知らないかだけの違いであり、知らないから難しそうと思うだけかもしれません。
もし、変体仮名を読むって難しそう…という理由だけで敬遠されている方がいらっしゃいましたら、ぜひ読むことに挑戦してみてください。
書作品や古筆を読むのですが、その釈文を横において、変体仮名一覧表を見ながら読んでいきます。
変体仮名一覧表があると便利です。
解読が難しいものや、紛らわしいものもあります。
「よく分からん」というものはいったん飛ばして(付箋でもつけて後で戻るのがおすすめ)、読み進めていくといいです。
百人一首、枕草子など、なじみのある作品のものを読むと、比較的楽しいと思います。
よく使われる変体仮名は、何度も出てくるので、そのうち自然に覚えていきます。
書いていると自然に覚えてきますが、書くのが難しい!という場合には、少しずつ読んでみるといいですね。
レッスンでは、生徒さんが家で勉強されていて読めなかったものなどを一緒に読んだりもしています。
質問をしていただけると、「なるほど、確かにこれは紛らわしいなぁ」などと、こちらも次のご指導に向けて新しい気づきがあることがあります。
ちなみに。
書道の展覧会などでは、独自のアレンジがよくきいているものに関しては、変体仮名や草書などを知っていたとしても、読むのが難しかったりするものもあります。
それでも、知識があれば、釈文を見て、「ああ、この字がこうアレンジされたのか」ということが分かったりします。
とはいえ、知っていないとダメか、ということを言いたいわけではなく、興味があるけれど難しそうだから無理、と敬遠されている方に、今日はお伝えしました。
【淡路人形座】
「宣伝になるのでSNS投稿お願いします!」とおっしゃっていました^^
客席からスマホを向けると、カメラ目線になってくださいました。
拡散力なくてすみません(笑)
淡路人形座。
3月には、N響メンバーとのコラボ公演があるとのことです。楽しみ!
人形座のついでに…
大塚国際美術館
淡路島公園にあるニジゲンノモリのドラゴンクエストのアトラクションにも行ってきました。
ラスボスのゾーマの館へ…。
ゾーマ?
ゲームは大好きでしたが、ドラクエは遊んでいないので分からないです。
RPGなら、桃太郎伝説、イースをやりました(しかし最後までやりきっていない)。
あと、スライムが敵キャラだということを初めて知りました。これは笑われた。
私は右から二番目。魔法使いにしました。
ニックネームふざけたので、かくしておきます^^