毛筆書写検定1級第1問の、チェックリストです。
書いた作品を見ながらチェックしてみてください♪
赤松的チェックリスト
□楷行草の大きさが適正で、よくそろっているか
書き出しバラバラ、大きさバラバラでは、以下がどんなにできていても、作品としての見た目が悪くなります。大きく書く字、小さく書く字なども理解して字の大きさを整えましょう。
□余白などを考え、体裁よく配置されているか
上の、字の大きさともリンクしますが、半紙いっぱいいっぱいに字が広がって余白がほとんどなかったり、逆に字が小さくなりすぎて余白が目立ったりしていると、見栄えがよくありません。上下左右の余白をどれくらい空けるか、あらかじめ確認して決めておくといいです。
上の2つを意識することで、スッと合格された方もいらっしゃいます。
□字に強弱はついているか
昔、講習会で言われたことです。
「あなたの字、もう少し強弱をつけるといいですよ」と。
自分ではつけていたつもりなのですが、つもり、から脱却できたのは、それからずいぶん後でした。
「つもり」からの脱却は、指摘を受けても実に難しいものだと痛感します。
□草書は、書き慣れているか
書き慣れてくると、緩急ついてきます。
線に迷いがあると、ぎこちなくなります。
□筆づかいは正しいか
楷書の筆づかいは正しいでしょうか。
行書の筆づかいが、楷書と同様になっていないでしょうか。筆の入り方は正しいでしょうか。
□形よく書かれているか
字形は、自己流から脱却しないと上達しません。
表向きには、「自分の字を変えたい!」と言っていても、自分はこの字形が好きだから、絶対変えたくない!というのが自分の気づかないところで根付いていたりします。多少の差こそあれ、これは誰しもあると思います。
そこから脱するには、慣れないこと、新しいことを楽しめる感覚を持ちながら、それらに素直になって練習することです。
□ハネやハライなどの書き方を心得ているか
筆づかいの項目と似たような感じにはなりますが、ハネハライを基礎の基礎から確認し、習得しましょう。
□鍛錬を繰り返し行っているか
一番時間がかかるのはここです。
いくら何かを整えようとも、どうしても出てしまうのが、鍛錬の差です。
これは自分の目では分かりづらいものです。
臨書がおすすめです。
他にもあると思いますが、今ぱっと思いつくのをあげてみました。
自己添削の際に、ぜひチェックしてみてください。
ちなみに、これは硬筆書写検定1級(準1級)第2問のチェックリストとしても応用できます。
参考にしてみてくださいね。