昨今ゴミ屋敷化される家の多さがニュースに上がる。
高齢者の独り暮らしが増えたのも原因の一つだと思う。
高齢者さんだけではなくて、若い世代もゴミダメのような家に住んでいる人は
実はものすごく多いよ・・・
発覚しない(問題化しない)わけは
・一歩外に出れば、普通の社会人として生活していて、外からはその人の家が病んでいることがわかりにくい
・マンションだと、ドアの内側の嵐吹きすさぶようなゴミダメが露呈しにくい
・高齢者はなぜか、家の中と外の境界線があいまいになってくる人が多くて、
玄関の外にもゴミが溢れてくる傾向にある・・・
さて、老若男女問わず、実はゴミ屋敷化してしまう人はしてしまうのだ。
そして、独居老人宅だと幽霊屋敷のような様を呈して来るのだ。
昔は町に1つくらいは廃墟か、幽霊屋敷か?と噂される家があったと思う。
ゴミ溜めには、「霊」の話が付きまとい始めるのだ。
不思議なもので、不浄な場には不吉な噂や影が集まるよね・・・(犯罪も)
兎に角いいことなにもなし!
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実話1
ある独居高齢者宅にて。
既に大きくなり独立した子供達が出てゆき、妻も亡くなり一人取り残された感じの引退したご老人。
引退してしまうと社会とも分断されてしまう。
数年(または10年)子供達が様子を見に行かない間に、
立派な幽霊屋敷化してしまった。
霊は出ないが、ゴミと汚れと垢まみれの風呂と廊下・・・
とうの昔に死んだはずの室内犬の毛の残骸。
ゴミ屋敷というよりも、やはり冷気漂う家になっちゃってる。
慌てた子供の一人がなんとかしなければと思う(しかし、素人にはどうしようもないほどの吹きすさび方)。
丸ごとクリーニングを業者に依頼するしかない。
ここで、一つアドバイスとして、
「業者見積でケチっちゃいけない」ということだ。
3つの業者を呼んで安い所に依頼するというので、私はやはりアドバイスしてしまった。
ケチっちゃいけない。だって、「たかがゴミを捨てて、掃除をしてもらうだけ」の感覚じゃいけないのだ。
強い精神と身体と活動力を持つ業者が、キッチリ最後までやってくれる(最後のその先まで見通してくれる)ことを優先しなければ、
またしても、そこに霊(もとい、ゴミや人の脂や残骸)が溜まるのよ。
何が大事かって、そのに一人取り残されている(ゴミの奥の奥の方に埋もれて座り込んでいる)老いたお父さまを救出して、その後の生活を快適にする果てまで見届けてもらえないと!