読んでいただきありがとうございます


眠らないとダメですか?

めろんライフストーリー④☆

の、続きです。




保育所時代
ずっと忘れられないことがある。
強烈な思いが残っていて

昨日のことのように思いだしてしまう。

修了式での写真撮影。

人数が少ないので園児いっぺんに。

妹もいた。

子どもたちは前に座り

保護者は後ろに立っている。

でも私たち姉妹だけ

母から離れたくなくて

ずっと母にくっついているのです。

なのに、ひたすら、

そっちに座りなさい!

と離そうとしてくる母。

先生も最初はそう言ってた。

今では、ん?と思うが

ちゃんと親子別々に座らないとならない

という思うが強かったのかもしれない。

でも

おとなしく母の言うこときいて

生きてきていた私は

その時言うことを聞かなかった。

なんでだろう。

妹も同じように

わがまま言って困らせてるし

いいやと思ったのかな。


いや、妹が一緒なら

わがまま言っても大丈夫だと思ったのか。

今思えば

記憶の中で一番古い、親に対する反抗だ。


結局、母が座り込み

その横に私と妹は立って映った写真となった。


そして。

帰宅するなり、

母は私に怒った。

ちゃんとしなさい!

困らせないで!

はずかしい!

言葉はちゃんと覚えてないけど

そんなような言葉で。

すごく怒っていた。

そして、私の頭を叩いた。
でも妹には叩かなかった気がする。

なんで怒るの?

そしてなんで私だけ叩かれる?

お姉ちゃんだから?

ひどく悲しくてカーテンに隠れて泣いた。









母は、何よりも人目を気にする

世間体を気にする人だった。


娘たちが

自分のそばからなぜ離れなったのか

よりも

私が恥ずかしい思いをした、

という気持ちが大きかったのだろう。

今振り返るとすごくわかる。

そしてそういう人だからと

あの時わかっていれば納得できる話だけど

5歳の私にはわかるわけがない。


ただ、自分の離れたくない気持ちを

我慢せず親にそれを表現しただけ。


頭を叩かれるほどの怒りを浴びた小さな心に

大きな穴が開いた出来事となった。


私の心には大きな傷となって残ってしまった。




続き

 〜泣き虫と感情豊か〜

☆めろんライフストーリー⑥☆