問題が起こる時は、どちらか一方が悪いわけではないのだから。
私にも原因があるのだからと、これまで随分自分と向き合って、たくさんの気付きや手放しをしてきた。
自分が変わって行けばいつか許せる時が来るのではないのかと、許せる許せないの葛藤の中もがいて、淡い期待を抱いて来た。
最終的には許せるようになるのだと、許せる自分になりたいと思っていた。
けれど分かった。
私は許せない。
どうやっても許すことは出来ない。
きっと本人には何の自覚もない。
覚えもない。
なぜこんなにも私に恨まれているのか、皆目見当が付かないだろう。
けれどそれでいいのだ。
この先、もし自覚することがあっても自分が悪かったと反省することはないだろう。
仕方なかったで終わる。
そういう人だからこそだ。
私が許せないのは。
けれどそれでいい。
どちらも正解で、どちらも悪くないのだから。
私は許すことを諦めた。
もう許さなきゃと思う必要はない。
降参だ。