理想や完成形を求めた瞬間からそれ以外のものは敵になるこうありたい、こうあるべき、こうあるのが理想という形(かた)を決めた瞬間から、それ以外の形は敵になる体は若い方が良いという、ある年代の肉体を理想の形に据えると、老化によって衰えた自分の肉体が敵になる「敵」は何とかしなければならないもので、排除しなければならないもので、自分に脅威を与えるもので、そこに安寧はないつまり、理想のない(理想が適っていない)周りは敵だらけというわけ常に敵陣の中に自分を置いている状態そんな(幻想の)中で私たちは生きていた