顧問の宮本先生をお招きして、勉強会と座談会を行いました。
参加者は17名。
テーマは、「特別支援教育の現状と課題」ということでお話して頂きました。
皆さん、熱心に先生のお話を聞きいっている様子でした。
前回も好評だった座談会では、限られた時間でしたが参加された方から日頃の子どもの様子や課題を先生とお話することが出来ました。
以下、勉強会の内容&参加者の感想です。
テーマ「特別支援教育の現状と課題」
特別支援教育推進のキーワード:早期発見・早期指導及び支援
◎武蔵村山市の特別支援教育の現状
①東京都第三次計画を視野にいれて、第4次特別支援教育を策定中
②通常の学級、特別支援学級における授業の改善
③特別支援教育コーディネーター研修及び校内委員会充実のための研修会
④通級指導学級から「特別支援教室」へ:30年度までに小学校全校に設置される。
⑤就学支援委員会の判断と異なる就学先について考える

〔参加者の感想〕
・毎回、宮本先生のお話は気づかされることが多く感銘を受けます。
今回、特に考えさせられたのは「教科が出来ても生きる力にはならない」というお言葉です。
つい、日頃のテストなど点数が出て成果がわかりやすいもので満足してしまうのですが、実際社会に出たらテストの点数よりも生きる力のほうが圧倒的に必要であるということを実感しました。
私の息子は自立活動の6区分の内、コミュニケーションと人間関係の形成に遅れがあるのでそこを重点的に改善できるように努力しなければならないと改めて実感しました。
また、進学先をきめるに当たり「教育の適時性」も常に意識するようにし、親の希望ではなく本人が今、どんな教育が必要なのかをしっかり冷静に見極めていかなければならないと思いました。家庭でのしつけに工夫が必要でそれを常に意識していかなければならないと頭では分かっているのですが、つい日頃の生活では忘れがちです。
宮本先生のお話を伺うと気持ちが引き締まるし、先生の障がい児に対する暖かいお気持ちを感じることができて癒されています。先生もお忙しいのは十分承知しておりますが定期的にお話を聞ける機会があるといいなと思います。
・初めて参加させていただきました。
今、悩んでいた事の話も聞けて、子供の良い所、困っている所を再確認しようと思いました。
自分自身、子どもがこれから自立していく事を前提にして考えていかなくてはと思っていたので、本当に今日先生の話を聞いて、この考えを変えずがんばっていこうと思いました。
・自立できたかどうかは、困ったときに(できる人に)助けを求められるかどうか、であるということが分かった。
・心に残ったのは「教育は可能性の追求」という先生の言葉です。
市内の新しい試みをする学校に対して、実を言うと私は今まで良く思っていませんでした。
穏やかな学校環境で6年間を平凡に過ごしてくれればいいのに、と考えていました。
学校の目指すところ(あさはかな私は、まず無理でしょ、と否定的になっていた)に対して、先生はその目標と取り組み事体をすばらしいことだとおっしゃいました。「教育は可能性の追求」なのだと。そして、保護者も学校を応援してほしいと。
私は、「ああ、その通りだ」と思いました。
そして改心!学校を応援しようと心に決めました。(転校まで考えていたのに!)
子ども(大人も!)の可能性は無限大!
結果はどうあれ、目標は高く、今できることをせいいっぱいやるだけですね!
・教育の適時性のお話の中で、教育にも「旬」があるという言葉がありました。とても分かりやすく納得でした!
我が子をしっかり見つめ、適切な支援・サポートが受けられるように親もがんばります。
宮本先生のお話を聞くと、改めて親として、子どもや家族のことをふりかえり初心に戻るような…そんな気がします。
また、宮本先生のお話を伺える企画を考えていきたいと思っています。
投稿 加園