うつと妊娠 | 夫は心を病むイクメン 鬱は人生のスパイス 美味しい人生になりました

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結婚10年目のプレゼントは鬱病だった。
鬱の夫との日々をふりかえります。

 

 

うつブログと

死産ブログとわけて書いていても

 

「わたし」の中は

国境のようにきっちり分けられるわけでもなくて。

 

 

だから、重なっているところも多い。

 

2020年の冬、

妊娠が発覚して夫のうつは再発。

 

 

そこから一進一退をくりかえしていた。

 

 

 

 

 

2021年秋、

 

再び赤ちゃんがお腹にやってきた。

 

夫のうつの悪化をおそれてもう赤ちゃんを抱くことはないかな・・・と

思う日もあれば

 

 

もう一度、赤ちゃんがきてくれたらいいなと思う日もあった。

 

 

どっちがいいとも決められなくて

どっちがわたしの思いともわからなくて、

時間が過ぎていった。

 

 

「どっちでもいいや。」

と思えてきたある日、

 

 

月のものがこなかった。

 

 

妊娠だった。

 

即座に夫に言った。

 

 

「赤ちゃんが生まれてきてもこなくても、

仕事を続けなければいけないってことにもならないし、

何かを諦めなきゃいけないとか、

成人するまでは稼ぎ続けなければ!!

とか、

育児がんばらなきゃいけないとか一切いらないからね」

 

 

その日、夫はこう言った。

 

この子は生まれてきそうやな

 

 

 

あらちゃんのおかげで

「なるようになる」こと

「すべてうまくいく」ってことを

学んだ。

 

 

あらちゃんの時は一人で抱え込む感覚があったけど、

今回は

ちょっとちがうなあ。

 

どうしよう!って気持ちもあるけれど

どうしようもなくて、

それが運命なんだと思えている。

 

 

と言った。


 

 

詳しくはこちら

 

ほっとした。

 

そこから2ヶ月近く経つ。

 

死産したときは

1ヶ月で再燃。

 

 

でも、今はここ1年で一番元気な感じ。

 

 

 

 

 

うつにとって

妊娠はストレスであり、

 

悪化のきっかけにもなるけれど、

 

一方で

 

今のようにいい方向にも働く。

 

 

ストレスになるようなできごとが

悪化につながるかどうか?は

 

 

なんとも言えないんだなあって思った。

 

 

だから、

「うつだから〇〇をやめる」

「うつだからあきらめる」

 

っていうのはいらなくて、

 

うつでもうつでなくても

「こうしたいな」と思う方向にただ進めばいいんだと思った。

 

 

少しずつ、

少しずつだけど

 

 

「うつを治したい」と思っていたところから

「うつのままでも楽しめる」を本気で思えるようになってきたかな。