芸は厳しくてあたりまえ | ナイルの庭

ナイルの庭

子供が巣立ち、空の巣症候群状態を経て
やりたいことリストを作り
少しずつ人生第2部が動き出しました。

昔、ある女性のピアノ講師からレッスンを受けた時

 

最初の1小節を一音一音ダメ出ししては

 

何度も何度も弾かされた

 

先生の奏でるピアノは響きがとても綺麗で

 

きらめいた宝石のような美しさでうっとりするのだが

 

上手い奏者と指導力が比例しないのはよく聞く話で

 

私はどうやって音を出せばよいかわからなくなった

 

一時的にその日から弾けなくなったことがある

 

 

自分のピアノを全否定された感覚というか

 

 

 

 

それを思い出すようなバレエのレッスンがあった

 

一挙一動を直され、厳しい注意が飛ぶ

 

出す足と体が緊張してこわばり、変な動きになったところに

 

また激が飛ぶ

 

気のせいか私にだけ厳しいような

 

 

私は昔から男性の先生とのほうが相性が良い

 

なぜか女性の先生は皆さんアタリが強いように感じる

 

 

ということでバレエレッスンに行く足が重くなっていた

 

行きたくないのに無理して行かなくても良かろう

 

合わないなら辞めてもいいんじゃ?とか一瞬よぎった

 

 

何週間か胃が痛くなるくらい悩んだ

 

 

16年ぶりに死ぬほど勇気を出して飛び込んだお教室を

 

ここで簡単に止めるのか?

 

好き勝手に自由に踊って、それが楽しいか?

 

やるなら本格的にやりたいのではなかったのか

 

注意されるだけマシなのではないかありがたく思え

 

いちいち落ち込むより前向きにすぐ直せ

 

 

それに、先生がどうとか周りの人がどうとかって

 

全く関係ないことではないか

 

自分が踊りたくてやってるわけで自分とだけ向き合え

 

教室から出ていけと言われてから悩め

 

見えないところでゴチャゴチャ考えるな

 

何をしたいのかを見失うなとストンと腑に落ちてお教室に行った

 

 

 

素直にニュートラルな気持ちでレッスンを受け

 

先生が近くに来られるとやっぱり間違えるという定期もやりつつ💧

 

久しぶりに広い空間で体を動かすのは楽しかった

 

 

 

ボチボチで、長く通えるといいなぁ

 

習い事は続けることが大事で、そしてそれが一番難しい