ロシア連邦ウラル連邦管区のチェリャビンスク州付近で、2013年2月15日エカテリンブルク時間 9時42分42秒に発生した隕石の落下、及びその隕石の通過と分裂により発生した衝撃波が原因となって引き起こされた自然災害である。史上初めて大規模な人的被害をもたらした隕石による災害である。
ミランコビッチサイクルで次の氷期の到来は?
今の人類が大寒冷期とニアミスしていたことを知ってましたか ...
ところで、近現代の人類も、もちろん、大規模な自然への介入(ここでは主として化石燃料の採掘と燃焼)を行い、大気中のCO2濃度を増加させ続けている。かつて280ppmだったCO2濃度は今や400ppmを超え、当分の間は氷期の始まりようがない状態といってよい。では、ずっと先はどうだろうか。
実は、次に氷期が始まりうるタイミングが訪れるのは、およそ5万年後である。今の人類が大気に排出したCO2は、それまでに海や陸上生態系に吸収されていくが、ある程度の影響は残る。
Ganopolski博士らによれば、人類がトータルで1兆トンの炭素(3.7兆トンのCO2)を大気に注入したとすると、大気に残ったCO2の温室効果により、5万年後の氷期は訪れない可能性が高くなる。人類はすでに0.5兆トン以上の炭素を大気に注入しており、パリ協定の目標が達成できたとして、トータルで排出される炭素は1兆トン弱になるだろう。
今の人類は地球温暖化問題を起こしてしまったが、この問題をなんとか乗り越えて文明を存続させ続けたら、5万年後の氷期を止めたことによって、そのころの子孫たちには感謝されるかもしれない。
もっとも、5万年後の人類は地球の気候などやすやすと制御できているかもしれないし、あるいは宇宙に出ていってしまっているかもしれないが。(詳細)
花粉対策
花粉対策のカギは「腸トレ」!今すぐできる、腸が元気になる4つの新習慣
-
食べすぎない
-
加工食品を控える
-
食物繊維を摂る
【2024年おススメ書籍】
21世紀は「脳と心」の時代だ。国家安全保障の秘密のベールの陰で急激に発展してきた「脳と心」の超科学技術は、今や異常な力を持ち、人間を永久奴隷にするのか、あるいは、人間を高い潜在能力に向けて解き放つのか、究極の選択を迫られている。最先端技術は人間の意識にとてつもない影響を及ぼす一方、明るい希望や想像もつかないほどの偉大な可能性も秘めている。計り知れない脅威と可能性が、人間の核――魂が宿る心の中枢に同居しているのである。