3月末にあきらが出るピアノの発表会では、司会の人から名前を呼ばれ、舞台袖から舞台に出てお辞儀をしてピアノの前に腰掛けるまでの間に、曲名と、出演者の一言(自己紹介)のようなものが紹介されます。
たとえば、
【 プログラム5番 ○○○○くん
○○作曲 小さな世界
『暗譜するのが大変だったけど、大好きな曲なので頑張って練習しました。今日も頑張ります』 】
というような感じです。
この「一言」を、そろそろ考えておかなくてはならなかったので、先日あきらと相談しました。
ピアノを習い始めてちょうど一年で、今回が始めての発表会出演ということで、
『初めての発表会で緊張するけど、一生懸命頑張ります』
とか、そんな感じで無難にまとめてはどうかというのが私の案でした。
ところが、あきらはそれを聞いて考え込んでいます。
「 う~ん……。
決めた!
『おかあさんはドケチです』 に、するわ」
ちょっと待て!!!
なぜ?
なぜに見ず知らずの大人数の前でお母さんのドケチ具合を披露する必要がある!?
それ、全然あきらくんの自己紹介になってないし!!
いや、確かに私はドケチですけどね。←認める
そんなドケチな私ですが、先日結婚9周年を迎えました。(関係ない)
その翌日、あきらの幼稚園では、氷の中に手紙を入れて凍らせるという遊びをして、あきらが書いた氷の中の手紙には、こう書かれてあったそうです。
「○○せんせいと○○せんせいへ
きのう、おとうさんとおかあさんのけっこんきねんびだったよ
あきらより」
涙…。
ドケチだけど息子に愛されてるね私…。