私は、一昨日の夜、水浴びをしました。
みずあびですよ。みずあび。
この真冬に。
なぜそんなことになったのか、
順を追って丁寧に書こうと試みたのですが
どうにも文章化するのが難しく断念しました。
というわけで、要点を述べます。
洗濯機のすぐ上にある蛇口から
洗濯機に繋がっている管があります。
その管の途中にある留め具の部分からポタっと水が漏れていて
止め具がちょっとユルユルしていた事が気になり
キュキュっと締め直した方がいいだろうな…と思って
ちょっと留め具を触っていたら…
留め具が勢いよくはずれて
水が
ブシューーーーー!!!!!
もうね…
ああいう時、一瞬
どうしていいかわからなくなるんですね人間って。
水が思いっきり吹き出ている管と留め具がくっついている方の管を
とにかく何とか繋ぎ直そうと必死な私。
しかしすごい勢いで水が出続けているため
そんなことムリムリ!!!!
もうありえないような勢いで水が噴き出しているんですよ。
顔にかかってその勢いで息が出来ないほどです。
洗面所全体が床上浸水状態で
自身も冬の夜には考えられないようなずぶぬれ状態になりつつも
ひたすらブシュー!!!!と噴出し続ける管を
それでも必死に元通りに戻そうとする私。
しかし勢いがすごすぎてムリムリ!!!!
助けを呼ぼうにもお父さんはまだ仕事中。
ど、どうしたらいい…?!
私の頭に浮かんだのは
「暮らし安心クラシアン」のCMでお馴染み森末慎二氏の顔と
「クラシアンです500、500」という呑気な歌声。
そうか!
クラシアンの電話番号は500-500か!
でも局番が判らない!
(今思えば「0120」なのですが、それどころじゃない)
しかも電話がここにない。
このすごい水の噴き出す状況下で隣室の息子を呼び
携帯電話を持って来させてクラシアンに電話をするのか?
その間にも水はブシュー!!!!と噴出しまくり。
クラシアンが到着するまでに水道代はいくらかかるのか?
嗚呼!
お父さん!早く帰って来て!
この瞬間、私は心の底からお父さんを欲しましたよ。
結婚して8年。
こんなに狂おしいほどにお父さんに会いたいと思ったのは
これが初めてかもしれません…。
そして次の瞬間気付きました。
ちゃうやん。
この蛇口ひねればええねん…。
洗濯機のすぐ上にある
この蛇口をひねればね…。
かくして水は止まりました。
それはもうウソみたいに。
いや、ウソじゃなくて
蛇口をひねれば止まるのは当然のことです。
人間、パニックに陥ると
単純な事が見えなくなるということですよ。
水が止まって周りを見回せば…自分はずぶぬれ。
壁も洗面台も洗濯機もタンスもなにもかもずぶぬれ。
ずぶぬれ姿のまま掃除をし、約1時間後に何とか終了しました。
ずぶぬれで掃除する私を心配そうに見ていた子らを寝かせ一息。
コタツで体を温めつつこの出来事を振り返って
気付いたことがあります。
水が噴き出していた時
私は、クラシアン(水まわりの修理屋)に電話することを
思いついたわけですが
よく考えたら、どこも壊れていないので
クラシアンの人は仕事がありません。
来ても蛇口ひねるだけですよ…。
人間、パニックに陥ると
単純な事が見えなくなるということですよ。
そんな私は、災害時に枕とかそんなものを持って
逃げ出すタイプだと思われます。
この話にはまだイカした続きがあるのですが
それはまたの機会に。
ずぶぬれ姿での掃除シーンについても書きたかったのですが
思い出すだけで風邪を引きそうなのでやめました。
雑巾10枚以上使いました。
バスタオルも3枚使いました。
今、まだ新聞紙を敷いています。
でも洗濯機の下のホコリを全部掃除できました。
洗濯機の裏から、色んなモノが出てきました。
落としてしまっていた靴下が何足も。
あきらのムシキングメダルも。
ひかるの歯ブラシも。
たまには洗濯機の裏も掃除しないとな…と痛感しました。
水が大量に噴き出す様子は、
アメリカ映画で見かける消火栓(?)破壊のシーンみたいでした。