息子が歯列矯正無しで歯並びが戻ったの。


でも、歯並びを治すために何かの施術をしたとかでもないの。




息子がまだ2歳くらいの時かな、イベントを通じてある治療家さんと関わるようになった。

それらのイベントは

子どもが生涯健康でいられる体を作る

というのが大きな目的だったのだと思う。

それには小さい時に作られる体が大切で

見た目、触った時の感触、抱き上げた時の感覚など

子どもをよく観察する習慣がついた。



歯並びに関しては

やはり顎の大きさが関係していると言われた。

そして顎の大きさは肩幅に比例し

肩幅は骨盤の大きさに比例する、

なので幼少期から骨盤を発達させる動きを与えなければいけないと言われていた。

とにかく体を動かすのだ。


そしてこれは、じゃあ体操教室に入れようとか

サッカー教室に入れようとかは違うそうで。

決まった筋肉に一定の動きをさせるのではなく

日常的にいろいろな部位の筋肉を使うことか大切。

それは外遊び一択だった。

昔の舗装していない地面を歩いたり、

野山や海川で遊ぶイメージ。

だからお散歩レベルのイベントから、

ハードめな合宿までアナログなイベントだった。


外遊びがスポーツと違うのは、

体が緩んだ状態で筋肉を使えることだと思う。



で、顎の大きさが適正かどうか

簡単に見分ける方法があってね。

前歯が生え揃った時点で、

前歯の中心が空いているのが適正な大きさ。

そうなっていたら、

乳歯より大きい永久歯が生え揃っても

きちんとスペースが確保されるのだそう。



それはその治療家が

発展途上国で過ごして発見したことだった。





発展途上国の子は歯並びがいい





歯医者などないのに歯並びが悪い子がいないのだ!

いずみも写真を見せてもらって初めて知った。

なぜなら乗り物も家電もなく、昔の子のように

日常で筋肉を使う機会がとても多いからだ。



そして乳歯の子は前歯が空いている。




ほんとだすごーい!









ってな訳で筋肉使う量が足りている子は

歯並びがいいんだけど、

前の記事の通り息子は歯並びが悪かった。

外遊びはさせてはいたけど、

産後死にかけて数年間ゾンビ状態だったいずみは

充分な育児は出来なかった。





それでもいずみには仮説があった。





まだ骨が成長過程なら

歯はいくらでも動くし顎も大きくなる。

それでダメだったら矯正すればいい。






小学校時代はスポーツをさせることもなく

歯並びは悪くなっていった。

中学に入り卓球部に所属し

二年生の夏から一年間は

クラブチームにも所属した。

全ての曜日に卓球が入り、

一日二回卓球に出かける曜日もあった。


中一年間、運動量は一気に増えた。



体が強くない息子はその時期身長は伸びなかった。

ハードすぎて、身長を伸ばす余力がなかったのだ。








けれど、体を動かすことで骨の成長を促せて、

結果、要矯正だった歯並びは正常になった。










意識の高いお母さんほど

子どもが低年齢から矯正をするし

数十年経ってやって良かったって例も

あるかもしれない。




歯医者は否定するだろうけど

骨の成長期なら歯並びは治る。

抜歯も矯正も必要なかった。

スポーツしたら歯以外も強くなるし

思い出もできて一石二鳥。何鳥もだよ。






(幼少期、スポーツではなく外遊びで体を動かす

 と書いたけれど、

 息子の場合はもう中学生になっていて

 ある程度体が出来上がっていたのと、

 卓球以外でも学校が遠かったり、

 相変わらず生き物探しで動き回っていたりで

 複数の筋肉を使っていた結果だと思うよ。)













何十回行ったかわからない公園。

公園といっても遊具は一つもないので

子どもたちは工夫して遊ぶ必要があり、自然と

知らない子同士みんなで遊ぶようになる。


自然は子どもの体まで作ってくれる。