学校が遠いこともあって、

毎日毎日毎日毎日、全然帰って来ない高1息子。


夜の10時から11時頃になることもしょっちゅうで

よく体調を崩していた前期は心配していた。


少し慣れてきたのか、

最近は何とかそれでも回るようになってきた。


でもさ、しょっちゅうそんな時間まで帰宅しないと

勉強なんかする時間ないじゃない?

進学校じゃなくても、

専門教科がある学校をわざわざ選んだのだから

そこはやってほしいの。


しかもさ。

これは親の勝手な思いだけど、

ADHD気質を持つ子を遠くの学校に通わせる事は

いずみにとってチャレンジというか、

これから起こりうる忘れ物無くし物、

乗り物の乗り間違いや寝過ごしなどの

ありとあらゆる失敗を

させるための覚悟が要ることだった。

正直、近くの私立高校に行ってくれたら楽だった。



だから今だに毎日気が張っているし、

なんか息子に対して恩着せがましい気持ちがあるんだよね。





こんな思いでその学校を許可したのに、

そんな気持ちはよそに遊びほうけやがって!って。




やらなければならない学校のことや、

勉強をしずに、

それよりも楽しいことばかりやりたい放題やって!





いずみはとにかく 

敏感な体質の息子の食事だけは絶やさないように

疲れていても鬱の症状が出ても、

どんな状況でもそれを最優先にして

急遽迎えが必要になってもそっちを優先にして





楽しいことより

やらなければならないことばかりやっているのに!







子育ては

子どもが欲しくて産んだんだし

子どももかわいいから

やりたいこと楽しいことだと思っていたけど






息子が本当に自分の好きな

自然遊びや卓球や、

素敵なお店の開拓や外食を堪能し、はたまた

ショッピングモールやカラオケなどの俗っぽい遊び

映画など文化的な遊び

それらを優先して勉強そっちのけな姿が







私は、うらやましかったんだ。









だって、「勉強しろ」なんて、

何の効果もないくだらないこと、

イライラしながら言うのが馬鹿げてるって



知ってるはずなのに。





あまりにも毎日楽しそうで

しょっちゅう何かやらかしても気にする事もなく

屈託なくまたやりたいことだけやってる息子が

許せなかったんだ。





ダサすぎる。

ダサすぎるけど









それを自分にさせられなかった自分を抱きしめよう

 




どんな理由にしろ、私も苦しかったんだ。









そして多分息子は、そんないずみに

楽しいことばかりやる姿を

全力で見せてくれていたんだ!

怒られながら。

お母さん、こうやってやるんだよ、

やめなよそんなこと。

大したことないよ、だって、

好き放題やって、それで何かやらなくても、









怒られるだけだから!









怒られたってまた楽しいことやればすぐ忘れるし。





その方が良くない?










いろいろと手のかかる子だったけど

思い起こせばいつだって息子は

いずみの師匠だった。




息子に起こる子育ての問題は

いずみがやりたかったことや

してほしかったことなど

まるで自分の課題のようだった。







子育て終盤は

手のかかる、厄介なお母さんになろう。










ちょっと、水琴窟の音に似てない?

最近再開したウォーキング・亀ランニングの途中で