(と伝えていたにも関わらず父の会社の方は数人来られたのだけど)
伯父さんや伯母さん、従兄弟達は常に心や体を気遣ってくれた。
幼馴染みの友人からももお悔やみのメールをいただいた。
でも何に驚いたかと言えば、私の所属会社から弔電が送られて来たこと。
しかも社長の名前も添えて。
驚いた反面…こういう言い方が適してるのか分からないけど「なぜだろう?」と思ってしまったんです。
と言うのもこの時、私はまだ入社2ヶ月で現場こそ出ていたものの正規社員として働いていたわけではないから。
あくまで見習い期間の時期だったから、そこまで会社から気にかけてもらえるなんて微塵にも思っていなかったのです。
それよりも20代の頃に組織の怖さや黒さを痛いほど味わって来てしまったこともあったので、どこか組織に対する不信感も持っていたんでしょうね。
父や弟の会社ならそれなりに長期間働いてるから分かるけど、まさか自分の会社からもいただけるとは?と驚いたと同時に心に響くような沁みるような感覚を覚えました。
そして恩義を感じました。
葬儀が終わり、事業部長に報告と御礼をお伝えすると激励をいただきました。
それだけではありませんでした。
実の親が亡くなったと言うことで、本来であらば7日間の忌引きが発生する。
しかし、自分はこの時にまだ非正規だったこともあり、忌引きの対象にはなっていなかった。
それでも部長をはじめ会社の皆さんが1週間の欠勤は収入にも大きく影響するのでうまく調整してくださった。
そのおかげもあり、欠勤としてカウントされない状況で減給も免れる事ができました。
そして、極めつけは葬儀から半月経ったくらいの時。
事業部の決起会に参加することになっていたのだが、仕事が予定通りに終わらず予定時刻より10分くらい遅れることとなってしまった。
急いで駆けつけてお店に入ると「おー、komaさん!来た来た」と出迎えてくださった。
そして部長が出てきて「komaさん、こっち来て」と隣に来るように即された次の瞬間。
部長「皆さんにご報告です。9月に入社して現場で働いていただいたkomaさんですが、来年の1月1日から正社員として働いてもらう事になりました。意気込みをどうぞ!」
いきなりの無茶振りと頭の中がフワフワしてだけど「ITは駆け出しで右も左も分かりませんが、遊びも仕事も一生懸命をモットーに頑張ります。宜しくお願いします」と挨拶。
遊びも仕事も一生懸命は当時の事業部のモットーだったのでしれっとパクりましたw
でも、その方が会社に馴染んでるインパクトはあったんじゃないかな?(分からんけどw)
そこからは皆様の「おめでとう」と「よろしく」と声をかけていただき本当に嬉しかったです😊
ちょっとだけ不思議だったのが、これまでこういうシチュエーションになると高確率で堪えきれずに所構わず涙腺決壊してしまう私が No cry で振る舞えた事😂
なんか楽しくて嬉しくて舞い上がってたのと、来て秒速レベルでの出来事だったから泣くのも忘れてたのかな😌
でも…
宴が終わって帰りの赤羽駅で乗り換えようと歩きながら「いよいよ正社員か」と思ったら…
感慨深さと一層頑張ろう✊の気持ちが引き締まり、気持ち新たになりました!
(泣いてません!!)
一瞬でも「泣いたのか?」と思われた方は正直にどうぞw