今日は、石川県の「のと里山空港ターミナルビル」で開催された

『域学連携セミナー~学生を巻き込んだ地域づくり~』で講演させていただきました。

 

10時開始ということで、当日朝に鯖江を出たのではこの時期電車が遅れたり止まるリスクがあるしと前日に金沢入り。

金沢に1泊し、石川県庁の方と待ち合わせして朝7時40分に出発。自分で運転するのは無理だし(運転が猛烈に嫌い)、バスも嫌だったので石川県庁の方に乗せていってもらいました。

今回の講演を依頼してくだったのは、石川県庁の小倉さん。

おととし1月の「よんなな会」で講演させていただいた時に参加されていて、その時のご縁で今回お声がけくださいました。

 

小倉さん達とお話しながらだったのでまだ早く感じましたが、金沢から「のと里山空港ターミナルビル」まで1時間30分もかかるんですね。

遠かった・・・。前日入りしといて良かったです。

 

能登キャンパス推進協議会は、奥能登の自治体(輪島市、珠洲市、穴水町、能登町)と県内4大学、石川県で組織され、県内学生が奥能登の課題解決や地域活性化に取り組んでいます。また、域学連携の体制強化のために自治体職員等を対象に研修会等も開催していて、その研修会が今回の域学連携セミナー。

 

最初に、各市町の担当者さんから、今年度の学生との取り組み(SDGs実践型ワークショップ)について活動発表がありました。

コロナでなかなか現場に行けなかったり予定していたスケジュール通りにいかなかったり苦労されたようですが、何はともあれ地域の方と接点を持つこと、そしてその地域のことを知ることがまず大事。そのきっかけを作っているだけで良いことだと思います。

あとは、その学生たちとどう継続して交流したり、学生たちが何かアクションしたくなった時に受け入れる体制を作るかですね。

 

皆さんの発表の後に、私の講演。学生を巻き込んだ地域づくりについて話してほしい。という事だったので、鯖江市地域活性化プランコンテストについて、いつもよりやや詳しめにお話し。

(オンラインで参加している方々もいました)

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概要はさらっとお話しし、学生団体withの存在が大きい点を強調。

これをやったら絶対にうまくいく。という魔法のような仕組みはありません。大事なのは、どれだけ本気で学生たちと向き合っていくか。

参加する学生たちも本気だし、学生団体withも本気だし、地域の方々も本気だし、行政の方々も本気です。

本気の人たちが創る場というのは、たった2泊3日でもめちゃくちゃ濃厚でそして愛に溢れています。

 

そして、若者の巻き込みとは一見関係なさそうですが、鯖江の市民活動が活発な原点だと思っている「市民主役条例」についてもいつものようにお話。行政の方が相手だと、すぐ理解してくださるので話したくて仕方ない。そして、絶対この市民主役という概念がとっても大事だと思っています。

 

牧野前市長が私に居場所と出番を与えてくださったみたいに、今は私が若者たちの居場所と出番を創っていきたい。と思っています。

居場所と出番を創る。行政の方々にぜひやっていただきたいのはこれです。

どうやって居場所と出番を与えていくのかは、きっと各市町でやり方は違ってくると思うし、自分たちにあったやり方を是非見出してください。

 

お昼ご飯は、空港にある食堂で食べて、帰りのバスまで午後の講義にもちょっとだけ参加させていただきました。

私の講演で、学んだこと。わが市町に活かせそうなこと。講演で見えてきた「仮説」は?

を皆さん書き書き。

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そして一人一人発表してくださったのですが、やはり「居場所と出番」と「本気」が印象に残られたみたいです。

 

のとじま水族館には行ったことありましたが、輪島の方まで来たのは初でした。

めちゃくちゃ遠いですね。電車もないし、バスか車で行くしかない。東京からだと羽田空港からのと里山空港まで1日2便出ているということでまだ来やすいですが、金沢からもとっても離れています。

鯖江はまだまだとっても恵まれていますね。輪島市、珠洲市、穴水町、能登町の皆様、本当に大変だと思います。

鯖江でやっている努力の何倍もやらないといけないと思います。それぐらい条件が厳しい。

もうこれから人口が減っていくのは見えていて、自然に良くなっていくことはないので、なんでもやるしかないところにきています。

なんでもやったらいいんじゃないですかね。お金をかけてようという事ではなくて、とにかく若者が目を引く目立ったこと、面白いことをやっていったらいいと思います。怖いもんはない。

能登町が、巨大イカのモニュメントを創って炎上しましたが、BBCニュースにも取り上げられてPR効果抜群。

 

炎上商法狙ったわけじゃなくて純粋に本気で観光客を呼ぼうと置かれたそうですが、これぐらいインパクトあるものやっていいと思います。

能登町には、前から都市部の学生たちもたくさん集っていて、鯖江にも視察に来て下さったこともあります。

内閣府の地方創生アイデアコンテストにもプラン出されて賞を受賞されていますし、私の中で能登は有名です。イカ!

 

まずは知ってもらわないと「行ってみよう」とも思わないので、とにかく発信頑張ってください!

 

この研修のコーディネートをされていたのは、七尾市で学生を受け入れて活動されている御祓川の森山さん。鯖江市に金沢の大学生がインターンに来ていた時も、森山さんがコーディネートされていたので森山さんのことは聞いていたし、木下さんのオンラインゼミでもお会いしていますが、何気に初対面でした。

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民間のプレイヤーがいるのはいいですよね。

市民主役。是非、森山さんみたいなプレイヤーを各市町もみつけて居場所と出番を与えてあげてください。

 

今回お声がけくださった小倉さん。

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よんなな会に参加していたからのつながりで、積極的にいろいろ参加したり普段から問題意識を持った公務員さんがいる石川県庁いいですね。道中話していても、普段からいろいろ考えてるんだな。というのがわかりました。こういう方と話すのは楽しいです。

 

ちょっとの時間でしたが、とっても楽しかったです。ありがとうございました!

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鯖江の取り組みが少しでも参考になったのであれば幸いです。

鯖江もまだまだまだ頑張ります!現状維持は後退。前進あるのみ。

 

 

あ。輪島市の方の名札がさすがの輪島塗で感動したので撮らせてもらいました。

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職人さんが1人1人手書きされているそうです。すごい。

(さすがに名前は消しました)

 

夜から雪予報だったので、一足先にのと里山空港からバスで帰りましたが、金沢駅まで2時間。

うん、遠い。笑

能登の灰谷さん達、こんな遠くから鯖江に視察やプランコンテスト観覧に来てくださっていたのですね・・・感謝です。

 

 

昨夜鯖江出るとき、とってもいい写真が撮れたので貼っておきます。らぶ鯖江。

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