ルドルフ編 その1
今回の旅のメイン
そして初めて訪れる場所ばかりでワクワク
写真もたくさん撮ってしまいました
ルドルフ皇太子の死の真相は今も諸説あるようですし、
「うたかたの恋」も「エリザベート」も史実通りではありません。
ただ、フランツ1世の頃とは違い、ハプスブルク家の勢いも衰え、
世界的に専制君主の時代が去ろうとしている時の
皇太子という立場は、さぞ大変だったことでしょう・・・
「うたかたの恋」の中で、
かなめさん、じゃなくてルドルフの空想の中のハムレット
そしてルドルフとマリーが初めて言葉を交わした場所
とっても素敵な外観
ウイーンには世界中の観光客に超有名なオペラ座と楽友協会ホールがあり、
「エリザベート」を始めウイーン発のミュージカルはレイモント劇場で上演されます。
ストレートプレイ中心のブルク劇場に行く観光客は少ないのではないでしょうか?
音楽は、言葉の壁も国境も超えて楽しめますが、
ストプレはドイツ語が堪能で、文化に理解もないと、お芝居の内容がわかりません。
私もこれまで観劇したのは、オペラ座、楽友協会ホール、レイモント劇場だけで、
今回のブルク劇場は初めて。
観劇ではなく、劇場のガイドツアーに参加しました。
ブルク劇場のガイドツアーは英語の解説もあり、参加者も少ないので、
劇場の中をと~っても楽しく見学できてお勧めです
なんせガイドツアーもドイツ語解説に参加する人が大半で、
英語解説に参加する観光客が少ないので、じっくり見れるのです
たった6ユーロ、1000円以下で約1時間も見せてもらえます。
ホーフブルク宮から徒歩10分くらい、すぐ近くです。
劇場のエントランス、現在の劇場正面から入ると、えっ?これだけ?
と思ったのですが・・・
じゃじゃ~ん王宮側エントランスで~す
天井画も素晴らしい~
ハプスグルク家が華やかだった頃は、
劇場としてよりも
皇帝主催の舞踏会や晩餐会に
使用される事が多かったそうで、
内装はゴージャス
ただ、火災で焼失して再建されたそうで、
当時は今よりもっと豪華だったんですって。
観たかったな~、ルドルフが観た当時のブルク劇場
王宮と逆側のエントランスも豪華~
こちらには、クリムトが描いた天井画が残っています
観られて幸せ~
"ロミオとジュリエット" のラストシーン描かれています
縦にパノラマで撮ったので、少し歪んでますが
全体はこんな感じで〜す
この方が劇場スタッフで、ガイドツアーのガイドさんでした
ロビーも超ゴージャス~~
ガイドツアーのため、シャンデリアは一部しか点灯されていないのですが
全部を点けたらどんなにキラッキラになるのでしょう~
ルドルフが、
すれ違った時にマリーにハンカチを拾って初めて言葉を交わし、
お互いに目がキラ~ンハートがドキドキ~
「うたかたの恋」のシーンにぴったり~
私のテンションも上がる上がる
壁には、この劇場を彩った俳優さんの肖像画がズラ〜リ
客席も豪華~
ロイヤルボックスにはハプスブルク家の紋章、
双頭の鷲
もちろん、今はお金さえ出せば、誰でも座れます
でも、私のテンションがMAXになったのはこの後。
バックステージを通って舞台に上げて貰えたのです~
その夜の公演の仕込み中だったので、舞台上の端っこからですが、
客席を見るとこんな感じ~
19時開演で、ガイドツアー当時15:30なのに、
まだ装置をミシンで縫ってました~
本番に間に合ったのでしょうか~
配線やら、様々な装置のセッティングやら
お稽古中の動画を見たことはあっても舞台の仕込み作業は初めて
お芝居が創り上げられるまでの大切な作業、
とっても面白~~い
きゃ~きゃ~言いたいのを
グッと堪えてましたが、
絶対に私、ニヤけてたと思います~
大満足のブルク劇場でした~
続く