狩猟本能。 | おっさんアングラー哲の釣行記

おっさんアングラー哲の釣行記

40歳を過ぎてからバス釣りを始めたいい歳したおっさんのバス釣りあれこれ。

太古の昔から男は狩りをしてきた。
家族を守るため、飯を食うため、他の男に対して強さを示すため。

現代ではそれがあまりに安易に手に入りスリルは無いに等しい。

それはそれでいいのかもしれないよ。

血を流すことなく、命の危険にさらされることなくそういったものが手に入るならば。

僕がバス釣りにハマったのは男としての狩猟本能が刺激されたからなんじゃないかと思う。

もちろん血を流すこともなく命の危険にさらされることもない。

でも巨獣に立ち向かっていく意気込みとか、人より大きいもの、人より重いもの、人よりたくさん…

狙いを定め撃ち抜いていく。

バスとの戦いは常に1:1。

敵をどう出し抜くか、どう口を使わせて、かかったらどう取り込むか。
そして手にしたそのバスの大きさや重さ。

あの満足感。高揚感。

まさに狩猟。

もちろん食べないけど。

代理的な満足感は世の中に溢れている。
けれどあれほど僕を高揚させるものは他にない。

そして、さらに大きく、さらに重く、難しさの中であいつより大物を…

そんな狩猟本能を満足させてくれるのがバス釣りだと僕の中では定義している。

人によりそれは異なるだろう。

いい女なのか。
いい仕事なのか。
たくさんの金なのか。

家族の笑顔かもしれないし。
趣味のパチンコやゲームなのかも。

何かを追い続け、そしてそれを倒して
高揚する。

それが男なのかな、なんて。

僕の場合はそれがバス釣りだ。

1:1、あいつと俺との真剣勝負。
獲物を常に追いかけ、狙いを定めて一撃を放つ。

あいつが勝つか、俺が勝つか。

昨年84本の30upを釣り上げたが、その一つ一つに確実なドラマがあって真剣勝負があって、勝利がある。

敢えて言おう。

バス釣りは男の狩猟本能を刺激する、人間対自然の一対一の勝負なのだ。

なーんて酔っ払って書いてます。