多摩川で無念のラインブレイク | おっさんアングラー哲の釣行記

おっさんアングラー哲の釣行記

40歳を過ぎてからバス釣りを始めたいい歳したおっさんのバス釣りあれこれ。

夜勤明けの土曜日は仕事の終了時間が二種類ある。
一つは6時過ぎに終わって朝7時頃に帰ってくる。
もう一つは夜中の11時頃に終わる。
今回は後者だったので釣行は早朝から出来る。どこへ行こうかほんとに迷った。

丹沢湖はそろそろよさげだが未知数なので坊主も有り得る。

田貫湖は前回見た感じにはちょうどいいくらいの春だけど苦手などクリア。

静岡の野池は遠すぎるし人が多い。

あとは未知数なところばかり。

で、最も生命感が溢れてる多摩川を選択。

現地についたのは7時頃。
とりあえず丸子橋近辺を調べてみる、驚くほど人が少ない。
上流まで上がってみるが無反応。
姿も見えない。
2時間程頑張ってみたが移動を決意。

一路稲田堤へ。

こちらもそれほど人はいない。

テトラをぴょんぴょんして再奥へ。
途中のテトラ間では巨大なマルタやニゴイを確認、やはり生命感がすごい。

再奥に到着しまずはシャッド。

スレかな?食ってるのかな?
当たりはちょこちょこあるがガッツリとはこない。

ぐぐっ!!
一気に引かれるシャッド、なんとか耐えようとロッドを立てた瞬間プツン…

ラインブレイク。

これが3回ほど、シャッドがなくなっていく。

ワームにチェンジ。

シャッドテール、ピンテール、あたりはあるも食いついてこない。

今日はダメか…
そう思ったが「多摩川でテナガエビが釣れだした」との情報にウェイバーシュリンプ3.5ジュンバグを引っ張り出す。

ジグヘッドで投げてみる。

数投目、アクション中にぐっと重みが乗る。
一気にロッドを立てる、絞り込まれるようなファイト。
上がってきたのは60upのニゴイ。
念願の多摩川ニゴイだ(笑)うん、このワーム問題なく使えそう。

しかし、テトラ帯のため根掛かりが多く、オフセットにチェンジ。
シンカーをガン玉にし、フックのすぐ上にセット。

着ていを確認した直後にどん!
うんうん、このファイトはバスでもないしニゴイでもない、のったりのったりするひき。そう、キャット。
しかも60upで重いのなんの(笑)

その後あたりが遠のく、狭い場所だからあれゃったか。

時間も時間だしそろそろ戻るか。

テトラをぴょんぴょんしながら要所要所でうっていく、と、流れの中にスモール発見。
テトラの周りを巡回している。
しかし気づかれたかルアーに見向きもしない。
周りをよく見ると他にもあちこちにスモール、楽園か(笑)
はぁ、スモールってこういうかんじにいるんだね。50センチもない浅瀬、流れはそこそこある。

相手にしてもらえないのでぴょんぴょんの入口までもどってきた。

入口にもちょっとした流れ込みがある。

ん?いた。
同じところを何度も巡回している、そんなのが数匹。

その一匹にルアーを落とす。
興味を示す、お!食うか!?
プイ。
そんなことが何どか繰り返される。
コイツ食う気がある。

待ち伏せ作戦。
巡回路に置いて回ってきた時に微妙に、ホントに小さくシェイク、で、放置。
じっと見てるがそのうち行ってしまう。
それを何度か繰り返す。

何周かしたろうか、動きを止める。
じーっと見てる。

きたな。

ジャーク、ぴぴっ!とはねさせる。
んん!!!って言ったのかわからないがぐっと興味が強くなる、放置。
そろそろと寄ってくる。
小さくシェイク。
スーッパクっべっ!

吐き出すかここで(笑)
行ってしまう。

しかしこの子よっぽど気になるらしくまた寄ってくる。

鼻先でつついたり口を大きく開けて食べようとしてみたり。

バクっ!とした瞬間合わせてあすっぽぬけ。

はぁ手強い。

しかしその瞬間はいきなりやってきた。

ぐるーっと回ってきた彼、今回は食う!って決めてきたみたい。

スーッとよってきたかと思うとそのままパクっそしてくわえたまま巡回へ。

迷わずフッキング乗った!
で、でかい!

水中で30up程度に見えていたのが水面ではねた時に40upに変わっていた。

ホーネットスティンガーのライトロッドが完全な弧を描く。

ドラグをちりちり言わせてラインが出ていく。テトラ帯だけに潜られたらアウト。
でも必死に潜ろうとする。

それを抑えて寄せるが寄せた分また乗っ込んでラインを出される。

ロッドを立てながら右へ左へ水面を爆発させて跳ねる。

強い!

やっと上がってきたかと思ったその瞬間、一気に沖へ走る、ロッドを立てて応戦するが…
ブツン。

無念のラインブレイク。

ロッドもリールもパワー的には問題なかった。
問題はラインの強度。
これが巻かれるものが何も無い場所ならドラグを緩めて時間をかけて取り込めたのかもしれない。
しかしテトラに入られるわけにはいかないのでドラグは強めに設定していた、それがラインと合わなかった。
「ああああああーーーー!!!」
と叫んだのは言うまでもない。

無念。

やはりあそこでやる時には最低でもベイトフィネスが必要だな。
強引にテトラからひきはなせるパワーのある主導権を握らせないタックルが必要だ。

残念だけどいろんな意味で為になるラインブレイクだった。

ちなみにラインブレイクで魚を逃したのはバス釣りでは初めて。

いろいろ見直す時期なのかもしれない。