穢翼のユースティア 終了&感想(ネタバレ有) | ちょこっとのんふらい

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愛知県在住のぐだぐだ人間のぶろぐです。

ユースティア、フルコンプいたしました。

まぁえっちぃシーンを飛ばしたりってことをしたからか、約1日で終わりました。

そして感想を書いていきたいんですけど、ネタバレなしでみなさんよく書けましたね・・・w

私、ネタバレなしでどう書こうかもう不明なんですがw

でもこの興奮をとりあえず書き連ねたいので、タイトル通り今回はネタバレ有で書かさせてもらいます!

ということで未プレイの方はこの記事は読まない方がいいです!
今後やるつもりがある方も絶対に観ない方がいいです!


ということで、念のためにさげてから書き連ねていきたいと思います。




























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「穢翼のユースティア」 AUGUST

あらすじとかは大体の方が知ってると思いますし、その辺りはスルーしていきます。

まず大まかな評価から。

・シナリオ
私の中では文句なしかと。けしてギャグ満載の笑える作品ではなく、シリアス一本でしたがそれがよかったですね。
タイトル通り、穢翼のユースティアとあるように、ティアの一本道のシナリオ構成。その間にフィオネ、エリス、コレット&ラヴィリア、リシア、ティアと続いている作りになっております。
素晴らしいのはなんといっても世界観。進めば進むほど分かってくるノーヴァス・アイテルの不条理さが私の心を惹きつけました。
そんな世界で懸命に生きる強さ、その辺りに注目を当てているように思えました。

・BGM&ムービー
文句のつけどころはありません!情景にあったBGM,曲の良さ、この辺りはOPからも分かります。

・CG
ティアがメインだからティアが多いのは当たり前ですかね。
もちろんべっかんこうさんのキャラは可愛いし、CGにも文句をつけるところはありません。
背景も牢獄の過酷さを物語っていますし、逆に上層の華やかさなどもしっかりとあります。
ただ立ち絵でティアの胸の大きさに引っ掛かった部分が・・・w
前で手を組んでいるものとそれ以外では全然違うんですが@@;

次に各個別ルートの内容(というかそのヒロインがメインとなった話し)毎に感想を。

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フィオネ。

牢獄にて黒羽という化け物退治のために、羽狩りと不蝕金鎖が協力するという話。
不蝕金鎖からはカイムが、羽狩りからはフィオネが代表となり、ともに行動する。そしてお互い惹かれあう。
そして話が進むにつれ、その黒羽が失踪したフィオネの兄クーガーだということに気づく。そして同時にカイムが羽付きであるティアを匿っていることを知ってしまう。
黒羽の真実、クーガーは羽狩りされた羽付きの運命を知り、そしてつかまってしまい人体実験されてしまう。
そうして出来上がった化物が黒羽だった。
クーガーの最後の部分には感動しましたね。頭をぽんぽんとしたところで涙腺が・・・。
大好きな兄にやっと会えたと思ったら、それがもう別れ。こういうのは私はきますね・・・。


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エリス。

黒羽の退治後、牢獄を実質支配している不蝕金鎖と風錆が争いを始める。風錆は不蝕金鎖に戦争を起こさせて、潰したがっており、ひたすら挑発する。そして不蝕金鎖は実質内部崩壊の手前まで陥るが、羽狩りの頭である貴族のルキウスと組んだジークの策略により風錆の頭のベルナドを倒すことに成功し、牢獄を安定させることが出来た。
その間に、エリスはティアと暮らすカイムに嫉妬し、カイムと二人で暮らすように迫る。そしてカイムは承諾したものの、エリスはカイムにそっけなくされてしまう。しかしカイムを困らせてかまってもらうということを覚え、そして昔自分のことを人形だと思い込んでいたころの空虚なエリスの顔が現れ始める。カイムがエリスに手を出さない理由。自分が両親を暗殺したお金でエリスを身請けしたという負い目、だからエリスには自由に生きてほしいと願う。しかしエリスはカイムが手を出してくれないならいっそのことカイムに殺されたいと願うように。
私としては一番話が薄いように感じてしまいました。風錆と不蝕金鎖の争いのほうに目がいってしまい、微妙でしたね。

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コレット&ラヴィリア

風錆との一件が落ち着いた牢獄に、大聖堂の29代目聖女イレーヌ(コレット)からの手紙をティアに持ってきたラヴィリア。
その内容とはティアが天使の御子であるというお告げがきたので、保護をしたいというもの。
ティアの不思議な力を知りたいカイムは牢獄からティアと大聖堂のある上層へ向かう。そしてそこで出会ったちょっと頑固なところを持った聖女イレーヌ。留まるようにいわれ、留まるカイムたちだった。そしてティアの不思議な力を目の当たりにする。しかしたび重なる地震の発生により、ノーヴァス・アイテルの住民たちの不安が爆発する。そしてこの世界の秘密、都市を浮かせているのは聖女の祈りではないということをカイムは知ってしまう。聖女とは住民の不安を消しさり、いざとなればその身をもって不安を解消させる存在であるということを。そしてグランフォルテほどではなかったが、地震により牢獄の一部が落ちてしまう。それはメルトのいるヴィノレタをも巻き込んで・・・。住民の不安解消のために処刑されることになったコレット、しかしラヴィリアからの依頼でコレットを眠らせ誘拐したカイム。ラヴィリアはコレットの身代わりに聖女として処刑されようとします。
しかし不蝕金鎖のおかげで2人とも一命をとりとめる。それと同時に都市の真実に近づくカイムであった・・・。

この聖女というシステムは本当に悲しいですね。自分の祈りは関係ないと知りつつも、毎日行って。
そしていざというときは民の憎むべき寄り代とされ処刑される。
コレットとラヴィリアの姉妹愛は感動しました。そしてメルトが死んでしまったのが・・・。どこか実は生きていたという結末を予想していただけに、ここでも泣いてしまいましたね。
幻影のヴィノレタに入ろうとしたカイム。真実を知った時の理不尽さは計り知れないものだったと。


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リシア。

ティアの力、ノーヴァス・アイテルの真実を知るために貴族であるルキウスを頼り、上層へ行ったカイム。そこでルキウスの護衛の任務につく。そしてルキウスは死んだと思っていたカイムの兄、アイムだということを告白される。
そしてルキウスの護衛のために王城へいき、出会った王女リシア。リシアはカイムを気にいり、話し相手にする。リシアの認識と実情の違いを知り、自分の目で真実をみろとリシアを手助けする。執政公ギルバルトの独裁であった現在の政府を打倒すべく武装蜂起するルキウス。リシアを味方につけ、ギルバルトを討伐することに成功するがそこで知ったノーヴァス・アイテルの真実。神の使わした天使を鎖で繋ぎ、力を抽出することによって都市を浮かせていることに。そしてグランフォルテが故意であったことに。

リシアの強さには感動しました。父から愛されず、厳しくされていた。ひたすらに誰かに愛されたいと願うリシア。そして最後王位継承の際に王冠の中に昔リシアがつくった花の冠があったときには涙しました。厳しくしていたけれど、本当は自分を愛してくれていた。そのシーンは感動しました。


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ユースティア。

武装蜂起に成功し、王となったリシア。ギルバルトを倒すことであらわとなったノーヴァス・アイテルの真実。しかしもう都市につながれた天使には力が残っておらずこのままでは都市は落ちてしまう。
それを防ぐためにティアの不思議な力についての研究をしだすルキウス。これがこの世界を救うからと。
ティアを覚醒させようとするルキウス。そのために羽付きの羽をとりだしたり、黒い穢れをティアに浄化させ、天使の力を覚醒させようとします。しかしそれを行うとティアの記憶の欠如、そして激しい痛みが襲います。それにただ耐えるティア。自分に課せられた運命を信じ、そして都市を落としてしまったらカイムが死んでしまうことを知るから。カイムはそんなティアをみていられなくなります。だがルキウスの言う正論、1人の命か全員の命か。それを無理矢理納得しようとします。そんな時、またも地震が。そしてとうとう牢獄の住民が爆発し、コレットを聖女として旗印とし、不蝕金鎖が下層へ攻め込んできます。こうして王国軍と牢獄民との戦争が始まりました。やがてカイムも一つの結論を出します。ティアと一緒にいたい。そしてティアを取り戻しに行きます。しかし立ちふさがるルキウスですが、カイムは倒します。しかしティアの意識はもう・・・。都市もこのまま落ちていくなか、必死でティアに呼び掛け、ティアは目をさまします。そしてカイムを助けたい一心でティアはその身をつかい、下界の穢れをすべて浄化します。こうして世界に平和が戻ったのでした・・・。

果たしてこの終わり方をハッピーエンドととらえるのか、バッドエンドととらえるのか。
結局ティアはカイムの前から消えてしまいます。1人残されるくらいならティアと一緒に・・・と考えていたカイムの願いを聞き入れなかった。
私はこの終わり方で良かったと思います。下手に奇跡がおきたですまされるくらいならということですかね。
それにしてもティアの悲鳴をずっとききながらというのは心にかなりのダメージがきましたね・・・。
ヘタレてしまっていたカイムにいらっともきましたね(仕方ないと言えばそうなんですが・・・。)
今までの話ではそんなにみせなかったんですが、完全にティアルートでは・・・。
ルキウスの考えも最後まで自分を貫いてたところはかっこよかったですね。
ただティアをこれ以上傷つけてほしくなかったです;;

・総括して
今回の穢翼のユースティア、私は92点です!
減点の理由は個別の薄さですね(おまけだけではちょっと物足りなかった。)

後はティアが好きになれないと、この作品は微妙かもしれませんね・・・。私はもちろん大好きです!
ティアの翼は決して穢れていません!

オーガストの特徴?であるAnother Viewはすごく良かったです。

おまけにてシスティナのシーンがあると思ってたんですがなかったですね。さすがに結ばれるシーンくらいはあってもよかったんじゃないかと。報われないというか・・・。
FDが出来たならシスティナはぜひとも入れてほしいですね。あとメルトも!

個人的にもうちょっと増やしてもと思ったのは、ギルバルトとクルーヴィスの辺りの話が気になりましたね!クルーヴィスをちゃんとキャラクターして出してほしかった。

とりあえず、今最もFDを期待している作品になったのは間違いないです♪