50年後の日本の人口は、2015年より3割少ない8808万人になる。国立社会保障・人口問題研究所がこんな推計をまとめた。このような記事が先日、目につきました。少子高齢化社会が叫ばれて久しい昨今、日本の人口は2010年以降減少しています。将来人口推計によると2053年には日本の人口は1億人を割り込む予想だそうです。
将来人口推計では、5年前の前回の算出よりも将来の減少傾向は緩やかに算出されました。その理由として、30代、40代の女性の出産が増えていることがあげられています。合計特殊出生率は前回より上がっているそうです。
それでも、少子化の歯止めはかかっていない。そんな状況をこの推計は表しています。晩婚化の社会になり、高齢出産のリスクや不妊の問題なども、新たに注目を浴びてくるようになりました。今回算出された推計で最も深刻なのは50年後には15歳から64歳の現役世代が現在の4割も減少する算出となっています。現役世代と高齢者の割合が1.3:1という超高齢化社会になる予測です。
そのような時代を迎えるとき、われわれ現在の現役世代が健康で、その時の現役世代とほぼ変わりなく過ごせるかどうか。健康寿命の進延は、今後の大きな課題であると思います。私を含む、現在の現役世代の方々が、仮にちょっとした体調不良があったとして、それでも未病の状態からすぐに健康に戻れるように、そして、気づいたときには大きな病を抱えていたという状態にならないように、常日頃から健康に対する意識を高めていく必要があるのではないかと思っています。少しでも皆様の健康のお手伝いになれますように。