昨日、9日のお仕事は九州中医薬研究会。今回の研究会では演者の一人として登壇させていただきました。演目としては「漢方・中医学の歴史について」。九州中医薬研究会では純粋に東洋医学(漢方)を学び実践したいという思いをもつ有志で運営し、九州地区で中医学の研修会を開催する学びのグループです。今年から、会に参加するメンバーが、各々演者としても登壇する機会も持って進められています。
私の講義は歴史でしたので、具体的な理論などは細かくは行わなかったのですが、講義の下準備にあたり、いろいろ調べていくと、歴史という背景も理論や思想にも影響を与えていることが分かるようになります。たとえば、方剤の作られた時代背景を考慮することで、現在その方剤を使用する理論に大きな齟齬はないか、当時との環境の違いが何か影響を与えないか、などといったことを考えていくことも出来るようになっていくのではないか、と思います。
午前中の講義、昼食のあとは、メンバー同士の意見交換会である一期一縁タイムの時間。この時間の運営も担当させていただいております。メンバーの皆さんの、自分の取り組みや、やってみたいこと、コラボレーション企画などの発案など、色々なアイデアが共有でき、本当に面白い。こういう取り組みもあるのか、と気づかされる時間にもなります。運営にあたり、制限時間になり、各々話が盛り上がっているところを遮るのは少々心苦しかったのですが(笑)私を含め、担当者3名でこれほど企画が盛り上がったことは、今後の企画運営でも自信になる、と話しておりました。
次回もこの規模の企画や運営をする機会を頂いています。こうして助けてくれる人がたくさんいる中で経験、成長できることは貴重で、ありがたく感じながら努めたいと思います。また、今回のノウハウなどもしっかりまとめて引き継いでいこうという気持ちが強まったところで、以上になります。ありがとうございました。