腹式呼吸で自律神経を整えよう | 『日々の健康お役立ち情報とたま~に雑談』 糸島薬局 薬剤師コガのブログ

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春はストレス状態になりやすい季節ということは

これまでも述べてきました。

 

ストレス状態では交感神経優位です。

ストレスがずっとかかった状態で緊張が高まると

交感神経と副交感神経のバランスが乱れ

身体に不調をきたすことも少なくありません。

 

この交感神経と副交感神経のバランスは

呼吸にもあらわれます。

交感神経が優位な状況

すなわち身体の緊張があり

忙しく働いているときなど

ストレス状態の場合には

交感神経優位の胸式呼吸になり

呼吸は浅くなりがちです。

 

胸式呼吸に対して

深い呼吸をおこなう腹式呼吸は

副交感神経優位に持っていきます。

腹式呼吸を行うことは

交感神経と副交感神経のバランスを整え

自律神経のバランスを整えることに繋がります。

 

腹式呼吸のやり方はこのように記述されています。

 

背筋を伸ばして

鼻からゆっくり息を吸い込みます。

このとき、丹田(おへその下)に

空気を貯めていくイメージで

おなかをふくらませます。

つぎに、口からゆっくり息を吐き出します。

お腹をへこましながら、

体の中の悪いものをすべて出しきるように

そして吸うときの倍くらいの時間をかけるつもりで

吐くのがポイントです。

 

腹式呼吸ではより多く酸素を体内に取りいれ

血中の酸素交換もより多くなり

血中の疲労物質などの排出もよりしやすくなり

デトックス効果が高まります。

 

春は冬の間ため込んだものを

自然に掃き出す季節でもありますので

この排出する力を高める事にもつながります。

 

毎秒毎回の呼吸を意識して行わずとも

起床時や就寝前に

意識して腹式呼吸を1分間行うだけでも

自律神経のバランスをとって

体のリズムを整えることができますよ。