漢方薬の香りも薬効? | 『日々の健康お役立ち情報とたま~に雑談』 糸島薬局 薬剤師コガのブログ

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ここ数日

花粉症の症状が出てきたので

漢方薬を飲みながらの

ブログ更新です。

 

漢方薬といえば現在の日本では

煎じた液をフリーズドライなどで乾燥させ

粉薬のようにしたエキス剤が主流です。

 

さて、皆さんは漢方薬はどうやって飲んでいますか?

 

そもそも、漢方薬は煎じ薬。

元々は生薬を組み合わせたものを

グツグツ煮てその汁を飲んでいたわけです。

 

先に述べましたとおり

現代ではエキス剤が主流となっています。

イメージとしては

煎じ薬が豆から挽くコーヒーなら

エキス製剤はインスタントコーヒー

といったところでしょうか。

 

花粉症のこの時期

よく見かける「小青竜湯」(しょうせいりゅうとう)。

風邪症状でもクシャミや鼻水など

アレルギー症状の改善によく処方されます。

ところがエキス剤を飲んでも

効果が表れない人も多いようです。

こんなとき、お湯に溶かして飲むとよく効くことがあります。

 

漢方薬は飲んでいる最中から

気分がよくなることもあります。

 

桂皮(けいひ)や蘇葉(そよう・シソの葉)に代表される

いわゆる芳香性の生薬は

その香りをかぐことで薬効が表れるとも

言われています。

小青竜湯にも桂皮は配合されていますね。

 

エキス剤をそのまま飲んでいる人は

一度お湯に溶かして

コーヒーのように

香りも味わいながら

煎じ薬に近い飲み方をしてみてはいかがでしょうか。