春と気の巡り | 『日々の健康お役立ち情報とたま~に雑談』 糸島薬局 薬剤師コガのブログ

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東洋医学には「気」という概念があります。

気は目には見えませんが

元気ややる気など

気に関係する言葉はたくさんあります。

病気にも気という字が使われています。

 

これらの言葉からもわかるように

気は身体の状態と密接に関係があります。

気の巡りということが

体にとっては非常に重要な要素です。

 

気が巡ることで血液が流れ

体の各器官に栄養が運ばれます。

ストレスを感じると気の滞りが起こります。

これを気滞(きたい)といいます。

 

気滞になると

血やリンパの流れなどが悪くなり

体の不要な排泄物をもため込みます。

そのため

頭痛や疲労感、肌あれなど

全身に影響が及びます。

おなかが張って膨満感、イライラ、生理前に胸が張るなど

これらも気滞の症状です。

 

栄養はたくさん取っているし、たっぷり寝ている。

サプリメントも飲んでいる。

それなのに一向に肌荒れなどが改善しない。

それは気の滞りがあり

せっかくとった栄養が気が巡らないことにより

血流が悪く全身に散布されていない状態です。

 

自分ではストレスを感じてはいないつもりでも

気配りがよくできる方や優しく真面目な人は

気滞になりやすいようです。

 

陰陽五行の考え方では春は陰から陽への転換の時期です。

春は環境の変化などもあり

ストレスもたまりやすく

気の巡りが停滞しやすい時期。

 

深呼吸をしてみる、リラックスする時間を設ける、運動をする

これらは気の巡りをよくする方法の一つです。

 

 

ほかにも良い香りをかぐとリラックスすることは

皆さん実感されていることかと思います。

 

中医学でも香りの強い食材は気滞の改善効果

リラックスの効果があるとされます。

セロリやシソ、三つ葉、パセリ、春菊など

香りも意識していただくといいかもしれませんね。