日中なのに眠い、それは・・・ 【2】 | 『日々の健康お役立ち情報とたま~に雑談』 糸島薬局 薬剤師コガのブログ

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こんにちは。糸島薬局の古賀です。

前回の記事で、日中の眠気の原因は自律神経の乱れに関係があるかも、と書きましたところ、最近、自身の自律神経も乱れているようだというお声もちらほらいただきました(^_^;)


今回は、この時期、何故そのような自律神経の乱れが出るのかを調べてみようと思います。


自律神経は身体の機能を、意識とは別に自動で調整する働きをもっています。
交感神経と副交感神経がお互いに調節しあい、そのバランスをとっています。
そして、自律神経を乱す要因は大きく分けると以下のようになります。


①生活リズムの乱れ
人間の体は交感神経は昼間が、副交感神経は夜が活動のピークになるようにできています。
残業や夜ふかしなどで、休息すべき時間帯に休息できないことで、自律神経はバランスを崩しやすくなります。

②精神的、身体的ストレス
人間関係、仕事のプレッシャーなどの悩みや不安、イライラによる精神的なストレス、これらは自律神経を乱す原因です。

③環境的ストレス
音、光、温度変化なども自律神経の乱れの原因になります。外部からの刺激に過度にさらされることで、自律神経が過労状態となり、身体の機能の調整が上手くいかなくなってしまいます。

④ホルモンバランスの乱れ
更年期障害やホルモンの病気などによって、自律神経のバランスが乱れることもがあります。


季節の変わり目ではとくに③にあてはまります。
外気の気温差などで、1日に何度も体温や発汗の調節をすることになりやすく、そのため自律神経が疲弊しやすいのです。

季節の変わり目は環境的変化により自律神経の乱れが出やすいのです。


たとえば、「春眠暁を覚えず」という言葉があります。
これも、春の季節の変わり目に眠気が出やすいということ。
季節の変わり目には特に各種ストレスに対し、身体のケアが大事な時期と言えます。

次回は、この時期の乱調しがちな自律神経のケアについて調べてみようと思います。

(つづく)