今年は残暑もあまり無いようで、気付いたら、セミの鳴き声も大分小さくなっていました。
ツクツクボウシやヒグラシの鳴き声を今年はあまり聞いていない気がします。
さて、今日も眠気に関連した自律神経のお話の続きです。
秋はアンニュイで気だるげになりやすいですが、夏バテ、夏の疲れを残さないように自律神経を整えて、スポーツの秋のように健やかに秋を迎えることが出来るように準備しましょう。
自律神経を整えるためにすべきことはなんでしょうか?
自律神経は不規則な生活やストレスに弱いものです。
やはり基本は、規則正しい生活をキープすることです。
しかしながら、忙しい現代社会において、肉体的・精神的ストレスはつきものです。
ひとつでも、できるところからはじめて自律神経を健康に整える意識を持つことが大事です。
① 起床時、日中に陽射しを浴びる
日光により体内時計がリセットされ、活動と休息のリズムが生まれます。
② 夜の入浴
入浴はリラックスを促進し、副交感神経を活発化させます。少しぬるめのお湯に浸かることがポイント。眠る1時間前くらいに入浴すれば、入眠しやすくなります。
質の高い睡眠をとり、日中の眠気を抑えます。
③ 深呼吸
交感神経の緊張は、大きな深呼吸をするだけでも改善されます。イライラやドキドキしたときは、ゆっくり深呼吸を行い、自律神経のバランスを整えましょう。
④ 冷房の温度調整
外気温との差を少なくし、気温差の環境的ストレスをおさえます。
暑さの感じ方は個人差があるので、室内温度は外気温差が3~4℃までを目安にします。
そして、とくにこの時期は夜間と日中の気温差が大きくなりますので、衣服でも温度差を調整できるように1枚アウターを準備しておくといいでしょう。
冷気は足の方に溜まるので、オフィスなどではレッグウォーマーなどもあると便利です。
⑤ 食事の内容
まだまだ暑さが続くため冷たいものを食べたくなりますが、過度にとると身体の内部を冷やしてしまい、自律神経の乱調させます。冷たいものを食べすぎないよう注意を払います。
上記の例は気付いた時にできる、自律神経の手軽な調整法です。
この時期、日中の眠気など自律神経の乱れに気づいたら、生活の中で試してみるといいかもしれません。
基本は、生活の質を上げて自律神経の強化、バランスを守ることです。
ちなみに、簡単に眠気を取る方法として、
① 数秒間息を止める←→苦しくなったら吸う
(数回繰り返す)
というのがあるそうです。強引に交感神経を働かせるわけですね。
そのほかにも、
② 全身に力を入れる
(全身を緊張させる)
すると、「闘争と逃走の神経」である交感神経が強く働きます。
眠気対策に試してみてください。
今週は、日中の眠気と夏バテ等に代表される自律神経の乱れの関連性について調べてみました。
自律神経のバランスは健康維持のための色々根底にありますので、皆さん自律神経のケアは常に心がけておきましょう。