日中なのに眠い、それは・・・ 【1】 | 『日々の健康お役立ち情報とたま~に雑談』 糸島薬局 薬剤師コガのブログ

『日々の健康お役立ち情報とたま~に雑談』 糸島薬局 薬剤師コガのブログ

福岡県糸島市『糸島薬局』のスタッフブログです。
糸島薬局は漢方薬や自然薬・OTC薬の取扱い、調剤を行います。
健康に関することや身体づくりのこと、薬局からのお知らせなどお役立ち情報をお届けします!

こんにちは。糸島薬局の古賀です。

8月も本日で終わりですね。
気候的にも少しづつ過ごしやすくなってくる時期になります。
ここ最近は朝夕も少しずつ涼しくなってきたように感じます。

おかげで、暑さによる寝苦しさも軽減され、私もここ数日はエアコンを切った状態でベッドに入っても眠れるようになりました。


・・・。


「睡眠時間はしっかりとっているのに、最近やたら眠い。」

この時期、このようなことがあったりしませんか?



これは、もしかしたら夏バテの状態になっているのかもしれません。


眠気と夏バテ、一見あまり関係が無いように見えるかもしれません。
夏バテのイメージといえば「からだのだるさ」「食欲がない」「疲労感」などなど・・・。
そして、「眠気」も症状として出てくることがあるのです。

じつは、夏バテと言われる各種症状は、原因を辿ると自律神経の乱れから来ていると言えます。


自律神経は、「交感神経」と、「副交感神経」からなり、体の機能を無意識に調整するはたらきを持っています。

体を活発に活動させる時に働く神経が「交感神経」です。「闘争と逃走の神経」などとも呼ばれるように、激しい活動が出来るように身体を緊張させる神経です。

「副交感神経」は交感神経の逆の働きをすると考えれば良いです。副交感神経は体がゆったりとしている時に強く働き、身体の緊張を解き、弛緩した状態にします。

人はこの自律神経の働きを切り替えながら生活しているわけですが、この切り替えがうまくいかないと、夏バテの症状のように、身体が様々な不調をきたすようになります。


そして、睡眠と自律神経も大いに関係しています。

人は、眠る時には副交感神経が優位になります。しかし、本来眠るべき時間に自律神経のバランスの乱れによって交感神経が優位になると、眠りが浅くなる可能性があります。

逆もまた然り。本来、活動すべき日中に副交感神経が優位になると、眠気が出てくる可能性があるのです。


「ちゃんと睡眠時間はとってるはずなのに何で眠いの?」という方は、このあたりに原因があるのかもしれません。


日中の眠気は自律神経の不調が原因かもしれません!


(つづく)