英国領インド 5 TOLAS 金貨 ND 57.53g KM-X-42
https://shop.ginzacoins.co.jp/auction/past_events/allcoin/item/$/a/454/lot/549/
重量が57.53g(金含有率0.995)もある超大型金貨。
但し、英国領インドで民間が発行したものですからコインと言うよりメダルに近いもの。
しかも、1940年代に製造されたものですからモダン・メダルに相当します。
これが国内オークションに出品された2020年3~4月は
金地金が本格的に高騰する直前であり当時の金地金価格は1g6000円程度であったため
6000x57.53x0.995/1.11=30万9418円を超えないよう入札したら
落札価格は31万円・・・ぎりぎり落札できませんでした。
過去にデザインと品質が優れたMS63でも3360ドル(円建手数料抜33万6000円相当)
https://coins.ha.com/itm/india/bombay-presidency/india-british-india
でしたので31万円は割安と思えず、当時、それほど残念には思っていませんでした。
そもそも、最近のヤフオク!事情、私的考察でレポートしたように
この頃は金地金価格が高い時には金貨を高値で購入して良いとはならないと考え
モダン金貨に対しては5500円/g金程度までの入札、これが自分のルールでしたので
6000円/g金近くまでの入札は自分にとって限界であり
6000円/g金を少しでも超えるなら落札できなくてもよいと思っていました。
しかし、金地金価格が1g1万2000円を超えた今や
オークションで逃した逸品であったと思わざるをえません。
金地金が恐ろしく高騰した結果
”あの時、自分のルールに拘らず落札しておけばよかった”と思う金貨が増えています。
但し、これはあくまで結果論、自分のルールに従って損失が出たわけでありません。
コイン収集の目的が資産保全である以上
金地金下落を考慮して自分のルールを守ったことは仕方がなかったとも思っています。