Bramsen1539, 41g (silver), 41mm, mintage ?, MS62
Francisco IV:フランチェスコ4世の
Duchy of Modena and Reggio:モデナ・レッジョ公国への帰還を記念するメダル。
モデナ・レッジョ公国はイタリア半島の付け根あたりにある小国ですが
1796年、ナポレオン・ボナパルト率いるフランス軍に侵攻され
当時の君主エルコレ3世公爵はヴェネツィア共和国へ亡命。
ナポレオンが欧州で暴れ回っている間、公爵エステ家はモデナ・レッジョ公国に戻れず
1814年、エルコレ3世の孫に当たるフランチェスコ4世がようやく帰還を果たしました。
したがって、今回のメダルはナポレオン関連メダルと言えます。
表のデザイン
フランチェスコ4世がモデナ・レッジョ公国に帰還した35歳当時の肖像でしょう。
なかなかのイケメンです。
コインではジョアシャン・ミュラが最もイケメンと思いますが
色男の銀貨、2枚でコンプリート・色男の銀貨、別バージョンで更に1枚
メダルではフランチェスコ4世が最もイケメンだと思います。
裏のデザイン
平和を象徴するオリーブの枝を持つ平和の女神Pax:パックスが
エステ家の紋章が描かれた盾を持つ守護神Genius:ゲニウスを
虹がかかっているモデナ・レッジョ公国に導いています。
モデナ・レッジョ公国が末長く存続することを祈願したデザインだと思いますが
1859年、サルデーニャ王国によるイタリア半島統一に伴い公国は消滅しました。