世の中にはコインなのか?メダルなのか?はっきりしないものが存在します。
例:コインなのか?メダルなのか?Brasher Doubloon
先日のA.W.主催第33回オークションでもありました。
SPAIN スペイン Medallic 5Pesetas 1868 NGC-PF63
https://www.auction-world.co/xpai/item.jsp?id=119527
タイトルにはMedallic 5Pesetasとあります。
このコインに関する情報ですが、コインのデータベース:Numistaには記載がなく
spain-5-pesetas-x-a1-1868にはNote: Considered a medalと記載されていました。
今回のPF63の鑑定番号から調べたところ
単独トップのはずですが、実際にはPF64が存在し
https://coins.ha.com/itm/spain/spain-provisional-government-proof
その鑑定番号から調べると、Grade Populationがありません・・・どうなっているの?!
https://www.ngccoin.com/certlookup/2801829-006/64/
NGCではプルーフ以外の鑑定もあるので、そのGrade Populationを調べたところ
https://www.ngccoin.com/certlookup/2458002-004/63/
またもや、Grade Populationがありません!
ちなみに、海外のオークションではMS63と鑑定されているコインに対して
often categorized as a Proof:しばしばプルーフに分類されると説明しています。
https://coins.ha.com/itm/spain/spain-provisional-government
1869〜1870年発行5ペセタ銀貨:https://en.numista.com/catalogue/pieces6722
のプルーフに相当するということでしょう。
以上から、この銀貨でも将来的に鑑定の統合がなされる可能性があります。
例:雲上の女神金貨の謎・ウィーン射撃祭記念銀貨、お前もか!:通常貨とプルーフ
そうなると、今回のPF63はトップグレードではなくなり登録数は2枚以上となるでしょう。