世の中にはコインなのか?メダルなのか?はっきりしないものが存在します。

例:So-called Thalerの謎

例:射撃祭記念メダルなのに2フローリン銀貨

例:コインなのか?メダルなのか?Brasher Doubloon

先日のA.W.主催第33回オークションでもありました。

 

SPAIN スペイン Medallic 5Pesetas 1868 NGC-PF63

 

タイトルにはMedallic 5Pesetasとあります。

このコインに関する情報ですが、コインのデータベース:Numistaには記載がなく

 

今回のPF63の鑑定番号から調べたところ

単独トップのはずですが、実際にはPF64が存在し

https://coins.ha.com/itm/spain/spain-provisional-government-proof

その鑑定番号から調べると、Grade Populationがありません・・・どうなっているの?!

 

NGCではプルーフ以外の鑑定もあるので、そのGrade Populationを調べたところ

またもや、Grade Populationがありません!

 

ちなみに、海外のオークションではMS63と鑑定されているコインに対して

often categorized as a Proof:しばしばプルーフに分類されると説明しています。

https://coins.ha.com/itm/spain/spain-provisional-government

のプルーフに相当するということでしょう。

 

以上から、この銀貨でも将来的に鑑定の統合がなされる可能性があります。

例:雲上の女神金貨の謎ウィーン射撃祭記念銀貨、お前もか!:通常貨とプルーフ

そうなると、今回のPF63はトップグレードではなくなり登録数は2枚以上となるでしょう。