昨日4月16日はA.W.主催第32回オークション2日目のフロア入札がありました。
落札4件:1件はほぼ相場通り、3件は非常に割安、これで不完全燃焼感が残るのは
勝負に出たものほとんどを逃してしまったからです。
つまり、割安なら欲しいと思ったものは3件も落札できたのに
相場上限を多少は超えても欲しかったものは1件しか落札できなかったのです。
結果的に”割安額で入札、是非欲しいものでも相場内で”を守れたので
浪費を防ぐことができたとも言えますが。
また、今回是非欲しかったものは以前から欲しかったものではなく
出品を見て魅せられてしまったものでしたから
結果的に収集ターゲットを厳守することになったとも言えますが。
さて、今回注目のコインはこれ↓
HOUSE OF HABSBURG Maria Theresia Taler 1764 NGC-MS64
https://www.auction-world.co/xpai/item.jsp?id=115097
ハプスブルク家の女帝マリア・テレジア(コインで紹介する英雄・第2回)の大型銀貨。
MS64はトップグレード:https://www.ngccoin.com/certlookup/4885187-004/64/
2021年に海外で落札されたもの、その価格は3720ドルで
円建手数料抜37万2000円に相当しますが、これは割高!と自分は思いました。
MS63落札価格(960ドルと991ドル)中央976ドルの3.81倍だったからです。
以前、グレードと価格の関係を調べた時:コインのグレードと価格
トップグレードはセカンドグレードの2倍くらいでした。
さすがに、今回のオークションでは下落するだろうと思っていたら
意外や意外、99万円と更に高騰しました・・・2.66倍!
MS63落札価格中央976ドル(円建手数料抜9万7600円相当)と比較すると10倍以上!
下世話な話ですが、出品者はかなりの利益を得ることになるでしょう。
これを狙った上でMS63の4倍近くをかけてMS64を落札していたのなら
素晴らしい手腕と言えます・・・そう言えば、自分にはこれ↓がありました。
Kingdom of Bohemia, 1759, Thaler, KM30/Dav1196, NRI 97, MS64
マリア・テレジアの肖像はありませんが、裏面に彼女の名前が刻印されています。
彼女の所領ボヘミア王国で造幣局を有していたHouse of Schlick:シュリック家が
製造した稀少なターラー銀貨のMS64、単独トップグレードです。
https://coins.ha.com/itm/austria/world-coins/austria-schlick-franz-heinrich-taler
このMS64を出品したら落札価格はMS63の何倍になるのか?
今回の結果のように10倍以上になれば、非常に嬉しいです!
PS
昨日、後日公開予定のレポートを誤って一時的に投稿してしまいました・・・
今回のオークションでの落札価格変動調査ですが
最終日が終わり集計&検討してから改めて投稿する予定です。