昨夜から今朝にかけてドルが急落=円が急騰しています。

その要因は米国で10月の消費者物価指数が改善したこと。

9月が前年同月比+8.2%だったのに対して10月は+7.7%でした。

これをインフレがピークアウトした兆しと捉えて

米連邦準備理事会が利上げペースを落とす可能性が報道されています。

 

但し、1回の雇用統計やCPIで米金融政策は変わらないという見解もあり

10月の消費者物価指数が改善しただけでは

ドル利上げ減速=円安から円高へ転換とはならないでしょう。

 

12月に公表される11月の消費者物価指数も改善

→その後の連邦公開市場委員会で利上げ減速→本格的に円安から円高へ

と考えられるため、ドル円の転換点は来月か?!となるわけです。

 

果たして、円安から円高になった場合、円はどこまで高くなるのか?

 

”極端な円安に振れた後の急激な円高への戻り”を指摘する記事を以前紹介しましたが

今回の円安後に円がどこまで高くなるか、具体的な言及はありませんでした。

そこで、改めて調べたところ1ドル110~120円を予測する記事がありました。

 

以上を鑑みると

海外取引再開は12月以降に1ドルが120円程度になってからでしょうか?

 

なお、ドル安を受けて金地金・プラチナ地金のドル建て価格は高騰しています。

 

一方、国内の地金価格は円高の影響でドル建て価格ほど高騰しないどころか

金地金については前日比-39円/gの8825円/gと少し下落しました。