オークションでは時に”何で、こんなに高騰するの?”と驚くコインがあります。
昨日の第7回ワタル横浜オークションでも、そんなコインがありました。
French Indochina, 1943-44, Tael, 37.4g (Ag 0.9), KM-A8, mintage ?, AU53
https://www.auction-world.co/xpai/lot_Y7-6302.html
グレードは高くなくPCGSでは974位!しかも、登録は138枚もあり(記事作成時)
https://www.pcgsasia.com/Cert/43039820
決して稀少な銀貨ではありません。
AU53の落札記録は海外・国内とも見つからなかったので
AU55で見てみると
海外
2015年1月:675ドル(円建手数料抜6万7500円相当)
2015年4月:646ドル(6万4600円相当)
国内
2017年1月:8万1000円
https://www.auction-world.co/library/item_47303.html
2017年4月:8万5000円
https://www.auction-world.co/library/item_79753.html
2022年7月:45万1000円
https://www.auction-world.co/library/item_216101.html
今年に入ってから急騰していることがわかります。
そして、今回のAU53の落札価格は・・・なんと!シカもビックリの60万円!!
2022年に高騰したAU55を格下のAU53が更に超えてしまいました!!!
デザインはシンプル、high gradeではなく稀少性も乏しい銀貨が
なぜ、こんなに急騰しているのか?
もちろん、人それぞれの思惑があるとは思いますが、自分にとっては実に不思議です。