コイン・オークションでの入札展開

昨年頃から締切直前の競合入札が多くなったと思います

と書きましたが、先日のA.W.主催第17回マンスリーeオークションで

締切当日の値動きを調べてみました。

対象は自分が興味を持った26枚のコイン&メダルで

上昇% =(落札価格-締切当日午後0時の価格)÷締切当日午後0時の価格x100

を計算しました。

なお、落札価格は午後9時以降に1つずつ決まり、競合入札により自動延長がありました。

 

平均は+21.47%ですが、バラツキが極めて大きいことが分かります。

全く上昇しないものが2枚ある一方で、50%を超えて上昇したものが4枚もありました。

 

既に価格が高ければ、あるいは、相場と比較して割高であれば上昇しないわけでもありません。

約67%も価格が上昇したペルーの100ソル金貨は40万8000円から68万円に上昇。

約93%も価格が上昇したポントス王国の古代金貨は22万4000円から44万円に上昇。

後者は2019年に海外で1500ドル(円建手数料抜15万円相当)で落札されたものですから

締切当日午後0時の時点で割高でしょう(少なくとも、割安とは言い難い)。

 

フロア入札がないマンスリーeオークションですら

締切当日午後0時になっても最終的な落札価格を予測することは難しいようです。

そんなわけですから、最近のオークションでは最後の最後まで気を抜くことができません。