Bramsen952, 35g (Silver), 40mm, mintage ?

 

ナポレオン1世2番目の妻Maria Luisa:マリア・ルイーザの金貨・銀貨は紹介済ですが

金貨・銀貨で見るMaria Luisa、ナポレオン1世の2番目の妻

ナポレオン1世の2番目の妻の銀貨、再び

今回は両名の結婚記念メダルです。

 

英語表記でMaria Luisaですが、仏語表記ではMarie Louiseだそうです。

フランスからメダルを購入して知りました。

 

なお、このメダルを入手するにあたって注意すべきことがあります。

それはナポレオン1世&マリア・ルイーザ結婚記念メダルには

今回紹介している大型バージョン(33~35g、40mm)以外に

中型バージョン(19g、32mm)・小型バージョン(1.5g、14mm)もあることです。

大型と中型は大きさが8mmしか違いませんが

デザインをよく見ると中型では大型に比べて精細さに欠けています。

やはり、メダルは見映えが命ですから入手するなら大型バージョンでしょう。

 

表のデザイン

ナポレオン1世とマリア・ルイーザの横顔、非常に立体的で実物の迫力は素晴らしいです。

ナポレオン1世は月桂冠を被り、なかなかの男前です。

その一方、妻の美しさは今一つです。

1854 Austria Marriage Medalでもそうでしたが、なぜでしょう?

女性の美しさはメダルで表現が難しいのでしょうか?

あるいは、欧州も昔は男尊女卑、夫を引き立てるため妻の造形は控えめなのでしょうか?

 

裏のデザイン

夫妻の立ち姿です。

中型では大型に比べて精細さに欠けていますと上で指摘しましたが

裏のデザインの精密さが中型と大型で異なります。

夫妻の立ち姿、そして、隣にある祭壇の造りが中型ではおざなりになっています。

逆に言うと、この裏のデザインこそ、大型バージョンで堪能すべき見所でしょう。

なお、年号はローマ数字表記になっています。

MDCCCX=1000+500+100x3+10=1810年、結婚の年です。