ヤング・エリザベス5ポンド金貨プルーフの価格動向に引き続き

今回はヤフオク!でヤング・エリザベス5ポンド金貨プルーフの価格動向を調べてみました。

ヤフオク!では常時出品がある一方で古い記録は残っていないため

2020年11月以降の落札価格、つまり、ごく最近の価格動向を検討することになります。

なお、ヤフオク!での検索は少し難があるので、漏れがあるかもしれません。

以下、PF-UCはPF- Ultra Cameo(NGC)だけでなくPR- Deep Cameo(PCGS)も含みます。

 

ヤング・エリザベス2世肖像 1980~1984年

1980年:10,000枚

PF69UC

44万円(1月11日)、43.6万円(2月28日)、451万円(3月21日)

34.2万円(5月16日)、35.6万円(5月25日)、35.5万円(6月13日)

PF68UC

29.1万円(5月18日)

1981年:5,400枚

PF70UC

70.3万円(2020年12月)

PF69UC

46万円(2020年11月)

1982年:2,500枚

PF69UC

99.8万円(1月29日)、100万円(6月3日)

PF68UC

408万円(6月23日)

1984年:8,000枚

PF69UC

39.8万円、39.5万円(2020年12月2枚)、38.2万円(1月11日)

40万円(1月23日)、42万円(2月28日)、36.7万円(3月28日)

38.5万円、38.5万円(3月30日2枚)、42万円(5月12日)

335万円(6月6日)

PF68UC 42.9万円(2月20日)

 

やはり、PF69UCの記録数が圧倒的に多くなっていますので

PF69UCの落札価格を検討します。

さすが、特年1982年99.8万円100万円は別格です。

それ以外の年では46万円が最高値、335万円が最安値。

その価格幅は10万円を超えています。

同じ1984年での最高値42万円と比べても価格幅が8万5千円もあります。

短期間における落札価格でさえ幅が大きい・・・

モダン金貨の価格予測は至難の業であるということでしょう。

 

なお、ヤフオク!では落札者に手数料がかかりません。

手数料・消費税それぞれ10%がかかるオークションでの落札価格にすると

100万円→90万1千円程度46万円→41万4千円程度33万5千円→30万2千円程度

に相当します。

 

以下、記録数は少ないのですが、参考までに。

ミドル・エリザベス2世肖像 1985~1997年

https://en.numista.com/catalogue/pieces13382.html

1985年:5,849枚(NGCの記録では13,000枚)

PF70UC

777万円(1月26日)、98万円(2月17日)、110万円(3月7日)

PF69UC

43.8万円(2月28日)、35万円(4月25日)、34万円(5月30日)

1990年:1,721枚(2,500枚) PF69UC 40万円(1月24日)

1991年:1,336枚(1,500枚)

1992年:1,165枚(1,250枚)

1993年:1,078枚(?) PF69UC 481万円(3月7日)

1994年:918枚(1,250枚)

1995年:718枚(1,250枚) PF69UC 37万円(3月14日)

1996年:742枚(?)

1997年:860枚(?) PF68UC 29.7万円(3月6日)