取引相手にクレジットカード情報を開示したくない場合、PayPalを介して決済できます。
その際に以下のことに留意すべきでしょう。
①円建てならPayPalで通貨換算(外貨→円)、外貨建てならカード会社で通貨換算
②通貨換算手数料はPayPalの方がカード会社より高い
*PayPal:+4%>カード会社:+1.6〜2%(記事作成時)
https://androidlover.net/paypal-exchange-commission
https://www.creditcard-smart.net/profitable-creditcard/
*より詳しくは→海外取引:通貨換算手数料とドル円レート
③カード会社での通貨換算はPayPalから請求時(PayPalでの決済から1〜3営業日後)
*決済後の為替変動を避けたいなら、決済時に円建てにした方がいいかも
海外取引初心者である自分は①~③のいずれも知りませんでした。
そもそも、PayPalのデフォルトでは(何も選択しない状態では)円建て
つまり、PayPalの通貨換算手数料が適用されてしまうのは今もって納得できません。
海外取引に慣れていない人であれば、知らない間に高い手数料を払うことになります。
デフォルトにするのであれば、せめて①②について明示すべきでしょう。
また、eBayでは価格が円建てで表示されることがあります。
決済時に円建てでも、そのままConfirm:確定をクリックしそうになります。
更に、PayPalにより決済を行う場合はPayPalにログインして行いますが
サイトの設定条件によってはPayPalに自動的にログインします。
それに気がつかずに通貨換算がデフォルトのままでConfirmをクリックしそうになります。
この場合でも円建てですが、普段見慣れた円での価格表示ですので
外貨建てに変更することで通貨換算をカード会社に変更することを忘れそうになります。
お金が関わる場合、流れでクリックしないように気をつけましょう。
しかも、通貨換算の変更ですが、当初はうまくいきませんでした。
VISAでの通貨換算を選択したつもりがPayPalでの通貨換算が適用されていたので
カード会社へ請求される前に抗議したところ
決済後なので通貨換算の変更はできないという回答でした。
PayPal通貨換算トラブルについて・通貨換算の変更方法について・・・次回に続きます。
(長い補足)
商品を購入した後でも一定の期間であれば返品可能なはずです。
なのに、決済が完了したら通貨換算の変更ができないとは・・・これは合法?違法?
相談するとしたら消費者庁?それとも、経済産業省内の取引信用課?
もっとも、自分の場合、PayPalとVISAでの通貨換算でどれくらい違うか試算したところ
1346円の差額・・・この程度だと誰も真剣に取り合ってくれないでしょう。
しかし、もし自分のように少額だからと諦めている件数が1万件もあれば
1000万円以上の差額が出ていることになりますが。
こうしたPayPal通貨換算トラブルについて誰か報告していないか
インターネットで調べたところ・・・報告を見つけることができませんでした。
但し、PayPal通貨換算の手数料が高いことは有名(悪名?)らしいです。
そんな中、PayPalではありませんが、通貨換算トラブルの記事を見つけました。
https://note.com/suzukyuin/n/n48c6602adf99
海外の店でクレジットカード支払いの際に
「円(自国通貨)かドル(現地通貨)か、どっちで支払う?」
と聞かれることがあるそうで、この場合、円を選択すると
店が設定する手数料を加えたレートで円に換算され
この手数料がカード会社での通貨換算手数料よりも高いそうです。
海外の店によってはPayPal同様、聞きもせず店側で通貨換算することがあるそうです。
見分け方はレシート。
現地通貨建て→カード会社で通貨換算、円建て→店で通貨換算となるそうです。
上の記事では現地通貨に変更を要求して店も変更を了承したにもかかわらず
円で請求された(店で通貨換算された)とか・・・
このような場合、円建てのレシートにはサインをしないか
いっそのこと、そのような信用できない店での買い物自体をキャンセルすべきでしょう。
更に、上の記事で興味深いことを指摘しています。
なんと!クレジットカード会社が加盟店に
自国通貨での決済を勧めている? 通貨換算に伴う手数料を加盟店に還元している?
記事での資料は訪日客向けのもの、つまり、クレジットカードで支払いの際に
円で支払うか?自国通貨(中国から来た人なら元)で支払うか?
と日本の店が訪日外国人に聞くわけです。
自国の通貨でとなれば店が設定する手数料を加えたレートで円から換算されて
その手数料が店側に還元される仕組みだそうです。
自国通貨での決済を勧める時に通貨換算手数料の違いを説明するのであれば
決済後の為替変動を避けたい人へのサービスです。
問題は高い手数料について説明しないことです。