Richter618b, 31g (Silver), 43mm, mintage 200, SP63
Canton of Geneva:ジュネーヴ州の州都Geneva:ジュネーヴ
で開催された射撃祭の記念メダルです。
このメダルは発行数の記録が見つかり、わずか200枚だそうです。
グレード表記ですが
NGCではコインと同様MSなど、PCGSでは試鋳貨と同様SPになります。
なぜ、NGCとPCGSでメダルに対する鑑定表記が異なるのか、不思議ですね。
グレードよりデザインの見映えの方が重要ですが:メダルはデザインの見映えが命。
表のデザイン
前回と前々回、国民よ!武器を取れ!というような
日本人にとっては少し物騒なことを訴えるメダルを紹介しました。
今回は敢えて穏やかな雰囲気を持つメダルを選びました。
裏のデザイン
ジュネーヴの紋章を支える交叉した2丁の銃と巨大な碇です。
射撃祭記念メダルですから、やはり、銃が登場します。
では、碇は?
スイスは海に面していない内陸国なのに、なぜ、碇が描かれているのでしょうか?
不思議ですよね・・・コインと同様、メダルにも謎があります。
参照:謎の再鋳貨、その1・謎の再鋳貨、その2・謎の羊金貨など
表のデザインの解説で碇は紋章ではないかと推測しましたが、他の可能性はないでしょうか?
ジュネーヴを守るため碇のごとく一歩も動かないぞ、という意気込みを表しているとか・・・
表のデザインのような穏やかな風景を守るため、裏のデザインのような強い意思を持っている
ということかもしれませんね。
PS
自分が持っているスイス射撃祭記念メダルの中でジュネーヴで発行されたものが最多です。
しばらく、ジュネーヴのメダルの紹介が続きます。