銀貨でトーンと言えば、色調・色合いの変化を意味します。

参照:コイン・コレクターはトーンがお好き

トーンの中でも虹のように美しく様々な色が見られる場合

Rainbow tone:レインボー・トーンと呼ばれ、価値が数倍も高くなることがあるそうです。

参照:https://www.thesprucecrafts.com/coin-toning-definition-768303

 

今回はコレクションの中からレインボー・トーンを有する銀貨を紹介します。

なお、レインボー・トーンはコインを見る角度により見え方が異なります。

最初の1枚で、その特徴も示してみます。

 

Brazil, 1851, 2000 Reis, 25g (Ag 0.917), KM462, Numista Rarity Index 44

 

UK, 1887, 2 Florins, 23g (Ag 0.925), KM763, NRI23

*レインボー・トーンは片面のみ 肖像:ヴィクトリア英国女王(在位1837~1901年)

 

Prussia, 1913, 3 Mark, 16.67g (Ag 0.9), KM534, NRI18

ライプチヒの戦い(ナポレオン1世撃退)100周年記念銀貨

 

最後の3枚目、トーンが少し他と異なる気がします、洗浄有、なのかもしれません。

自分が見る限り、Details Cleanedで言及した洗浄の特徴ははっきりしませんが。

また、artificial toning:人工的なトーンについても調べてみましたが

3枚目の銀貨のようにはならないようです。

https://www.silverdollarco.net/blogs/the-silver-dollar-scoop/9867284-how-to-tell-the-difference-between-artificially-naturally-toned-coins

人工的なトーンでは色が非常に鮮やかで、その色が徐々にではなく急に変わるそうです。

 

最終的な判定は鑑定家次第ですね。

 

どう判定されるにせよ、確かなのは摩耗が少なく品質そのものは高いという事です。