京都市交響楽団特別演奏会、第九コンサートに行ってきた。会場は京都コンサートホール。2022年12月27日。
指揮者は
デニス・ラッセル・デイヴィス
ソリストは
安井陽子(ソプラノ)
中島郁子(メゾ・ソプラノ)
望月哲也(テノール)
山下浩司(バス・バリトン)
合唱は
京響コーラス
曲目はもちろん、
ベートーヴェン作曲交響曲第9番「合唱付き」
年末に第九を聴くことは30年以上なかったけれど、今年行ったのは指揮者がデニス・ラッセル・デイヴィスだから。この指揮者をよく知っているわけではないが、一度放送で聴いて印象に残っていたので、実演に接してみたかった。
さすがに年末の第九公演だけあって、ホールは聴衆でいっぱい。
さて、音楽だが、弦にアクセントをつけたり、音を濁らせたり、いろいろ仕掛けはあるのだけれど、ゆっくり目のテンポを保ち、緩急をつけずまっすぐに突き進む。それが大変心地よい。
京響の管弦楽は、美しく、力強く、華々しい。もっと迫力は出せるだろうが、指揮が抑えているのだと思う。
最終楽章は、合唱の活躍もあって、すごい迫力で楽しませてくれた。最後はテンポを上げて、華やかに終わった。
いい演奏だったが、ソリストに不満があった。安井陽子さんは力強い声で魅了してくれたが、そのほかの方は残念ながら、声量に不満が。ただ、私の場合、今年は国内外でいい歌手の歌を聴いているので、満足する閾値が上がっているのかもしれない。
聴きたいと思っていた指揮者の音楽が聴けて、管弦楽と合唱でいい音楽が聴けて、いい年の瀬になりました。来年もいろんなコンサートに行こうと思っています。