京都市交響楽団第673回定期演奏会の感想 リオ・クオクマン 京都コンサートホール |   kinuzabuの日々・・・

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京都市交響楽団第673回定期演奏会に行ってきた。会場は京都コンサートホール。2022年11月19日。



指揮はリオ・クオクマン。

曲目は
R・シュトラウス:『ばらの騎士』組曲
ラヴェル:『ラ・ヴァルス』
プッチーニ:『マノン・レスコー』第三幕間奏曲
レスピーギ:『ローマの松』

まあなんというか、名曲コンサートですね。定期演奏会では珍しい。


まず、『ばらの騎士』組曲。
R・シュトラウスの管弦楽の世界を存分に味合わせてくれた演奏。美しく官能的。最後の場面では胸がいっぱいになった。

それにしてもトライアングルがビシッと決まる。トライアングルという楽器はとても重要なんだなと知った次第。


次に、『ラ・ヴァルス』。
ラヴェルならではの管弦楽の楽しみがいっぱい。最後の迫力はとてもよかった。


休憩後は、『マノン・レスコー』第三幕間奏曲。
プッチーニのオペラ世界を十二分に味合わせてくれた演奏。この管弦楽ピースにこもる熱い思いが表出していた。


最後は『ローマの松』。
第一部は流れるような演奏だったが、第二部からは遅くなり、第四部は、遅いテンポで始まって最後までこのテンポで大爆破した。膨れ上がるような大音響に浸され、最高の盛り上がり。


いろんな音楽を楽しめたが、どれもすばらしく、『ローマの松』は圧巻。リオ・クオクマンの指揮と、京響の管弦楽のすごさに圧倒された。楽しかったわあ。