京都市交響楽団の第663回定期演奏会の感想 井上道義 上野通明 |   kinuzabuの日々・・・

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京都市交響楽団の第663回定期演奏会に行ってきた。会場は京都コンサートホール、2022年1月23日。



指揮者は井上道義さん。
チェロ独奏は変更になって、上野通明さん。

曲目は
シベリウス:交響詩「フィンランディア」
シベリウス:交響曲第7番
エルガー:チェロ協奏曲
エルガー:序曲「南国で」


フィンランディアは、最初は遅く、最後に向けて華々しく広がっていく感じ。

シベリウスの7番は、私の大好きな曲だが、期待した透明な音楽ではなく、ごつごつした岩山のような音楽で始まった。でもこの曲の持つ美しさを損なうことなく、力強く進めていく。管弦楽も大変美しい。最後も極めて美しい。

休憩後はエルガーのチェロ協奏曲。エルガーらしいというか、私の知っているエルガーらしい曲だった。

エルガーの「南国にて」は、多彩な音楽が次から次への湧き上がってくるような曲で、これを井上さんは立体的に構築していた。


シベリウスとエルガー。組み合わせとしていいのかどうかはわからないが、大変満足できた。特にシベリウス7番は大好きな曲の実演を初めて聴けたので、とてもうれしかった。またやってくれないかな。