京都市交響楽団第660回定期演奏会に行ってきた。会場は京都コンサートホール、2021年9月26日。
指揮はクリスティアン・アルミンク。
曲目は
ワーグナー:ジークフリート牧歌
ワーグナー(デ・フリーヘル編):楽劇『ニーベルングの指輪』オーケストラル・アドヴェンチャー
前半はジークフリート牧歌
すごく丁寧ですっきりした印象。とはいっても、私はこの曲が苦手で、絶対寝る。と思っていたらやっぱり寝ました。。。
後半はリングの抜粋版。
舞台に奏者があふれる姿は圧巻。15時間のリングから主要な曲を抜粋して1時間強にしたものだけど、がっつりリングを楽しめた。もちろん足りない曲もあるけど、爽快な音楽に胸が躍る。
演奏は極めて美しく、ソロも合奏もすばらしい。特にホルン独奏には痺れた。さすが京響。たまりませんわ。
アルミンクの指揮は、楽器ごとに立体的に浮かび上がらせる印象。テンポも好み、バランスもよい。そして、大音量を少々抑えて、ここぞという場面でのみ制限を開放する。そのカタルシスに酔った。最高!
こんなの聴いたらリング全曲を聴きたくなるけれど、それはそれとして、大変満足した。この音楽をこの演奏、指揮で聴けるなんて、すごいことだと思う。
といってもリング全曲をティクルスで聴く夢は必ず果たすと誓いを新たにしたのも事実。頑張るぞ!