図解!私のPCオーディオ形態の変遷 |   kinuzabuの日々・・・

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      徒然なるままに日々のこと、考えていることを書き連ねる

私がこれまでPCオーディオについてやってきたことをまとめました。

これまでもまとめてましたが、文字だけで分かりにくいので、図を使って説明します。これで少なくとも形態の変化はわかるのではないかと。

まず、最初にPCオーディオを始めたきっかけですが、iPhoneの音楽を家のスピーカーで聴きたいと思ったことに始まります。折角音楽が入っているんだし、簡単に曲を選べて快適になるかも、ということで、まずはiPhoneのピンジャックからデジタルアンプへ直接つないでみました(図1)。

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結構いけるな。でも、物足りない。いろいろ調べると、
iPhoneのデジタル音声出力(アナログじゃないのがミソ)を、S/PDIFというデジタル音声通信規格信号に変換できる機器(DDC:デジタル/デジタル・コンバータ)があることを知りました。我が家のアンプにはS/PDIFの入力があった!それでTEACのND-S1というDDCを買ってつないでみました(図2)。

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これで音が見違えるようによくなりました、すげー!これで行こう!と思いましたが欲が出て、もっと便利にしたくなりました。iPhoneのカバーを外してDDCに差すのがめんどくさい。それで、家のこたつに無線LANでネットにつながっているPCがあり、そのの音楽をスピーカーから出せないか?と考えました。購入していたDDCにはUSB入力もあるので、PCからUSB接続できればOK。PCから長いUSBケーブルを使ってDDCにつなげてみました。この場合、音楽プレイヤーはPCです(図3)。

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これはいけるね。iPhoneの音楽はもともとリッピン
グしてPCに保存してあるものの一部ですから、再生できる音楽の幅がひろがりますし、何よりも手元のPCで操作できるのが大変便利。さらに図のようにNASを設置してPCと無線LANでつないで、とやってみましたがどんどん便利で楽しくなりました。この状態でいくつかDDCを買って、聴き比べてみましたが、結局、Lindemann24/192が一番好みだとわかりました。すると、次はこれをもっとうまく使いたい、とにかくUSBケーブルを何とかしたい。まずは無線でUSB接続できる機器がないか探したら見つかった (ただし、私が使った商品は載ってませんでした)ので早速使ってみました(図4)。

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設定など結構厄介だったのですが、何とかつな
がりました。ところが、DDCのうち、ND-S1しか認識しないのです。Lindemann USB-DDC 24/192、Hiface evoは全く動きません。この無線機器はUSBをキーボード、マウスを利用することを前提に作られているそうなので、そのためかもしれません。ND-S1を使い続ける手もありましたが、Lindemann USB-DDC 24/192やHiface evoの方が圧倒的に音がいいので、他の手を考えました。それが、LANからUSBに接続できるUSBデバイスサーバーを使う 手です(図5)。この商品も生産終了のようです。
 
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これでHiface evoは認識できるようになりました。しかし、音飛びが発生。この方式では、音声データが無線LANを往復するので、そこでデータの遅れが出ているのかもしれません。残念ですがこれも使えないと思って、別の手を考えました。家に他のPCが余っているので、それを音楽プレーヤー専用にして、手元のPCからリモートディスクトップで操作する方法です(図6)。

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これは最高です。音楽データの流れはシンプルになり、転送遅れもないし、Lindemann USB-DDC 24/192も使える。言うことなし。PCがスピーカーの横にあるというのは少しアレですが、うまく隠せば気にならない。よく見ると、音楽データの流れは
最初のiPhoneを直接DDCに接続した図2に似ています。システムの形態はこれでひと段落しました。

この形態の延長ですが、遠隔操作PCをタブレットにすることもできます(図7)。

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たとえばiOSにはリモートデスクトップ・アプリがたくさんあります。これを使って、音楽プレイヤPCを遠隔操作するわけです。タブレットですから、家の中であれば好きな場所ですぐに聴く音楽を操作できます。こんなことを始めると楽しくてたまりません。タブレットの持つ可能性の高さを強く感じました。


あとは、NASにCDをリッピングして格納したり、フ
ァイル形式を考えたり、Lindemann USB-DAC 24/192をファームアップしたり、いろいろやりました。今は、USB転送モードの変更、PCの変更、プレイヤーソフトの変更、ハイレゾ音源の購入をやってます。

いい音楽が聴けるのもうれしいですが、それを実現していく過程もまた楽しいのです。PCオーディオの世界はこれからも進化しそうですから、まだまだ楽しみが広がるにちがいないと思っています。