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店先がなんかぼろっちいのでこれまで入るのが憚られたが、いい匂いがしていて一度は食べてみたかった。今回勇気を出して入ったが、中は広く清潔。 ただ、変な香りが店内に漂っている。日替わりカレー（茄子のカレー）を注文した。ナンにするとご飯も付けられるらしいが、ナンだけにした。
出てきたカレーはカップに入れられ、赤いなかに茄子の深緑が見える。ナンが熱くて手で切れないので、最初はナイフを使って切った。カレーにナンを 浸して食べると、辛い。そしてナンが非常に癖のないことに気が付く。そしていろいろな味が口に広がる。そのうち店の香りが全く気にならなくなった。
辛いけど美味い。当然ながら日本のカレーとは全く違う。多少粘りはあったが、これは大量に入っている玉ねぎのせいだろう。どこまでも癖のないナンとカレーの複雑な味わいが心を満たしてくれる。
食べ終わった後、チャイかコーヒーが頼めるがチャイを頼んだ。すると
「あたたかいチャイですか、冷たいチャイですか」
と聞かれて少し驚いた。チャイって暖かいものだと思い込んでいたからである。
「どう違うのですか？」とわけのわからんことを聞くと、
「普通の人はカレーのあとは冷たい方を選びますね」といわれたので冷たいチャイを注文した。
これもうまくて、気持ちよくて、熱いカレーの後に最高だった。
気持ちのいい昼ごはんを食べられて幸せ。とりあえず梅田に行ってもいい店ができた。JR大阪駅から遠いのが難点ではあるが。
このあと、体がほてって暑くて大変だった。電車の中ではダウンも脱いだ。やっぱりカレーは偉大だ。