大津、京都でうまいものを食べた一日 |   kinuzabuの日々・・・

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今日は大津と京都に行った。以下、そこでの買った食べ物と昼食の話。


大津の「オカモト水産」で「鰻」と「鮎の塩焼き」と「鰻の肝串」を買った。

「オカモト水産」で売っているものはとってもうまい。これだけで二日分の晩飯+αを確保したのだが、京都に所用があったので、京阪電車で三条京阪まで出た。ここから寺町四条下るの寺町電気街で買い物をした。


ちょうど昼食時になったので、どこかで軽く昼食を食べようと歩きはじめると、京都特有の路地の入口に埃をかぶったメニューがおいてあった。この路地の先に食事処があるらしい。

私の経験則に「京都では、少し汚くて、なんとなく入りにくい飯屋では、美味いものが食べられる」というものがあって、この店も経験則に当てはまる。それで入ってみた。路地の向こうにあったのは普通の家だったが、中は異次元の世界だった。奥の席に案内されたが、どうも居心地が悪い。

それは壁中が様々なポスターとミャンマー支援などの人権運動のパンフであふれていたからである。

団体さんがいるのでそっちが先と言われ少々待たされてでてきた定食はベジタリアン用の食事だった。メニューには肉、魚を一切使ってない、無農薬、低農薬の作物から作られた無添加の食べ物が売りのようだ。

麦飯に筍の味噌汁、豆腐のからし菜和え、ひじきの煮物、何かわからない唐揚げ。どれも京都らしくやわらかなはんなりとした味わい。私は実はからし菜は苦手なのだが、今回の料理ではおいしく食べられた。素材がいいのとからし菜の辛味が淡いからだろう。ひじきはどこに行っても大量に出てくる。でも、どこもうまいから問題ない。問題なのは唐揚げ。美味いのだが何の唐揚げか全くわからない。香りからすると豆腐系なのだろうと思うが、口当たりが全く違う。厚揚げに似ているような気がしたが、揚げたものを唐揚げにするか?

食べ終わって、帰りに聞いてみた。唐揚げの正体は、大豆をポップコーンのようにはじけさせたものらしい。大豆だから豆腐のような味わいになるわけだ。それにしても初めて食べた。おいしい昼飯を食べて大満足。


その後、錦の「まる伊」で「鱧の落し」を買った。

ここの鱧は他の店の鱧とは全く違う絶品である。すでに鰻などいろいろ買っているのについ買ってしまった。落しは安いし。今晩の夕食は、これと鮎の塩焼きだ。


夕食の「鱧の落し」は自家製の梅干しを裏ごしした梅肉でいただいた。商品についている梅酢はおいしくないので使わない。

いやー、鱧っていうのは本当にピュアな味の魚だねー。雑味が全くなくて口の中で溶け、梅肉の香りに包まれて喉を通っていく。最高の贅沢。鱧はこのピュアさが最高に楽しめる落しで食べるのがいいのかもしれない。

鮎はいつもながら頭からかぶりついていただく。最初は軽い苦みがあるが、肉だけになると鮎の独特の香りがほんのりとしてくる。鮎もこんなに旨い魚ということをこっちに来て初めて知った。

「鰻の肝串」も苦みのない肝の味がうれしい。


ということで、うまいものを食った一日だった。雨が降ったりやんだりの変な天気だったが、胃袋は大変満足した。明日の「鰻のかば焼き」も楽しみだ。