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やっとのことで昨日全部見られたが、ザックスのフィンリーが凄かった。明るめの声で、力強く、最後までりりしく歌いきった。ザックスはこうでなくては。
ベックメッサーもよかった。高貴な声ですばらしい。こんな人をベックメッサーに持ってくるのは、ベックメッサーてほんとは凄いのよ、とでもいいたかったのだろうか?
でも、ワルターとエヴァが誤算。ワルターは最初はよかったけど、優勝の歌まで持たなかった。エヴァも絶叫調でもうひとつ。だから3幕の5重唱は美しいとはとてもいえなかった。好きなんだけどなあ5重唱。あと、優勝の歌がピリッとしないと、マイスタージンガーの魅力がかなり下がると感じた。ワルターはワグナーテノールとしては軽くあつかわれるけれど、決してそんなことはないんだと感じた。
それにしても、今年の舞台映像を簡単に見ることができると言うのはうれしい。それをオーディオにつないでいい音で聴けるのもすばらしい。ネットの時代になっていると思った。
でも、ネットでも、情報を得るための努力は必要だと思った。グラインドボーンの生のストリーム配信とあとからでも全曲見られることを知ったのはtwitterだ。掲示板やブログではない。情報の流れがまた別の方向に向かっているように思った。