NASの設定をして思ったこと |   kinuzabuの日々・・・

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NASを触っていて思ったこと。

今のNASは専門知識がないと買ってはいけない。
トラブルが起った時にまず対応できない。


で、何故そう思ったか?順を追って説明する。

・NASとは何か?
NASというのは、ネットワーク接続できる外付けハードディスク。大容量でバックアップも簡単に取れる。

・NASを買った理由
CDの音楽データを入力すること。

持っているCDを全てデータ化すると、500GBぐらいになりそうなので、それだけのHDDをノートPCで簡単にあつかうのは面倒。

また、定期的なバックアップが必要なので、折角だから他のデータもあわせて使えるようするため

・購入したNAS
今回私が買ったNASの箱は確か台湾メーカのもの。業務用、SOHO用のラインナップが多い。それらのうち家庭・SOHO用の4つのHDDの入るものを買った。

このNASの箱の他、別に3.5インチの内臓HDDを入れてRAID5を組んで、稼動させた。

・発生した問題
NASのデータにアクセスできなくなった。

・原因(と考えているもの)
データのアクセス権の設定を間違えてコピー。すでにコピーしたデータのアクセス権を機器のwebサーバーから変更することができない。

NASはCPUをもってPCとは独自に動く。もちろんOSもある。OSはLinux。つまり、NASは、ハードディスク管理とネットワーク接続に特化したパソコンなのである。

だから、問題が発生すると、機器のwebサーバーにある設定項目から設定を変更するけれど、変更項目にないものはどうしても変更できない。アクセスするPCはWindowsだが、NASはLinuxなのでWindowsからLinuxのファイルを見に行くには制限がある。全ての事項を設定項目に載せるのは不可能に近い。

しかし、こういうところを間違えてしまうと、機器のwebサーバーでは設定変更できないわけだ。残る方法はtelnetでサーバーのLinuxにアクセスして直接設定をやりなおすしかない。

・解決策
telnetでNASのOSにアクセスして、設定を変更した。 デフォルトではtelnetは受け付けない設定になっているので、受け付ける設定に変更した。



そんなことをやって、今のところは動いているようなのだが、さて、こんなややこしいことを一般の人ができるのだろうか?

日本では、NASを買う人はまだ少ないかもしれないが、動画・画像データの増加などを見ると、大容量+バックアップで今後、NASの需要も高まるかもしれない。

日本のメーカはその点もいろいろ考えて販売するのかもしれないが、外国製のメーカはどうだろうか?知識のない人が購入して途方にくれる姿が見えるような気がする。

これまで、NASは限られた専門的知識のある人に向けて販売されてきたのだろうが、これからは、一般ユーザーも購入することを十分に考慮して、販売する必要がある。